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ブログ(アパログ2017年12月18日付)
『ランウェイチャンネルラボを拝見』
小島健輔 (株)小島ファッションマーケティング代表取締役

 マークスタイラーが14日、渋谷のスペイン坂上のパルコ(新建築中)前にプレオープンした「ランウェイチャンネルラボ シブヤ」を拝見させてもらった。
 一階には同社の全17ブランドを揃える自社ECサイト「ランウェイチャンネル」のベストセラーや限定企画のアウターを厳選して並べ、試着して気に入ったら備え付けのタブレットでバーコードをスキャンしてECサイトで詳細情報を見て、QRコードをスマホでスキャンしてもらいECでの購入に繋げる。二階にはWi-Fiとコンセントを備えたメイクスペースと撮影スポットを設け、2秒で全方位からの見栄えを確認出来る360度撮影3Dスキャナーを設置し、コスプレ感覚でSNS投稿を楽しむ事が出来る。
 ショールームストアは「品揃え拡張型」や「サンプル陳列型」から究極の「デジタルカタログ型」まで広がり始めているが、「ランウェイチャンネルラボ」は限定された人気商品を試着してSNSで発信してもらいEC購入に繋げる「D2C型ショールーム」。受取に対応せずレジも置かないから、オムニチャネル利便と言うよりコスプレ的なSNS投稿を促す顧客(インフルエンサー含む)向けショールームという性格が強い。館の規制に囚われない路面店舗という事もあって「ショールーミングストア」と銘打っているのも面白い。
 EC主軸のブランドではプレス向けショールームから顧客向けショールームに発展するケースが多く、コスプレ的な撮影環境を設けてSNS投稿を促すケースも見られるが、「ランウェイチャンネルラボ シブヤ」は商業立地の路面ゆえ巾広い顧客に訴求出来る。店舗面積が限られるため、EC新規投入の全サンプルを揃えて受取にも対応するオムニチャネル利便拠点という「サンプル陳列ショールームストア」とは異なるが、広い物件があれば次は是非ともトライして欲しい。

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