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SPACトピックスを更新しました。

先生&著書 

流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の最新情報

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商業界オンラインに寄稿しました。

紳士服専門店大手が全社赤字転落!

『“革命”に直撃された紳士スーツ市場』

(2018/11/16) 

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 紳士服専門店大手の青山商事とAOKIホールディングスが18年4〜9月期決算でそろって赤字転落、はるやまHDは赤字が拡大、コナカも18年9月通期決算で赤字転落という異常事態となったが、その要因は年初から繰り返して指摘した四半世紀に一度という“革命”にあることは疑う余地もない。いったい何が紳士スーツ市場を一変させ、紳士服専門店大手をそろって赤字に追い込んだのか。
 ■既製スーツ売上げが激減
 ■縮小一途の紳士スーツ市場
 ■3つのニューテクが重なった“革命”
 ■“小綺麗な労働着”という現実

つづきはこちらから

 

渋谷は吉祥寺化するのか?

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 かつては若者の街として人気を集め、近年も大人ライフスタイルの街として「住みたい街」の上位にランキングされ続ける吉祥寺も商業的には次第に寂れ、静かな郊外ターミナルの街になってきたが、最近の渋谷の雰囲気はなんだか吉祥寺に似てきたように思える。
 吉祥寺が新宿と立川に挟まれて寂れ伊勢丹もなくなって東急百貨店だけが残るが、渋谷も新宿や池袋と横浜/みなとみらいに挟まれて通過駅になり、パッとしない東急百貨店(東横店と本店)と西武渋谷店が賑わいに取り残されたように存在する姿はしばらく前の吉祥寺と重なって見える。吉祥寺だって駅のアトレは繁盛しているが、駅から離れれば人通りは寂しくなるし、渋谷だって駅前に集中が進んで坂の上は次第に寂しくなっている。吉祥寺も飲食はまだ賑わっているが物販は厳しく、渋谷もそんなローカルターミナルになっていくと思うと寂しくなる。
 若者は駅前のスクランブル交差点からせいぜい109やメガドンキ、センター街や井ノ頭通りを回遊するのみで、かつては若者で賑わった公園通りやイエローストリート、ファイヤストリートは人通りも疎らだ。19年の9月にパルコが建て替えられて再開業しても、そこから先へ人通りを伸ばすのはもう難しいだろう。
 JRと東急が進めている再開発は駅上・駅前に商業とオフィス、南側の明治通り沿いにオフィスを集中するもので、かつての渋谷文化を支えた北側の坂と丘は寂れるばかりだ。駅に集中してビルが上に伸びるほど面の広がりが縮まり、街の多様な魅力は損なわれていく。オフィスビルが集積され昼間人口が増えても若者文化が戻るわけでなく、オフィス勤務者の消費は駅周辺にとどまって坂と丘に賑わいは戻らないだろう。
 吉祥寺はまだしも生活圏としての魅力があって、静かな郊外ターミナルになっても「住みたい街」ランキングの上位を維持しているし、駅の乗車客数が減っているわけでもない(17年は首都圏22位だが1.2%増)。渋谷は13年3月の東横線と副都心線の相互乗り入れを契機に乗り換えの不便さもあって通過駅化し、乗車客数も17年は首都圏6位まで転落して上位30駅で唯一減少するという寂れ様だ。生活圏としての評価も低く、恵比寿が吉祥寺と「住みたい街」ランキングの上位を争っても渋谷は17年の10位が最高ランクにとどまる。
 生活圏としての魅力を欠く渋谷が街の個性を失い、オフィスビルと駅商業の何処にでもある機能的な街になっていくとしたら商業地としての魅力も一段と削がれ、もはや坂と丘に賑わいは戻らないだろう。吉祥寺は魅力ある生活圏ターミナルとして残っても、渋谷は忘れられた街になっていくのかも知れない。

アパログ 2018/11/16更新

 

商業界オンラインに寄稿しました。

ゾゾがはまった3つの落とし穴

『ゾゾスーツの挫折に学ぶ「リープフロッグの罠」』

(2018/11/13) 

商業界

 
 初代は量産の失敗で40億円もの特損を計上し、2代目も採寸精度が期待値に達せず、ゾゾスーツなしでPBが注文できるように切り替え将来的には廃止するとしているから、ゾゾスーツ採寸に基づくZOZOのPB戦略は挫折したと言わざるを得ない。挫折に至った要因は以下の3点だったのではないか・・・

つづきはこちらから
      
         

販売員は“売り子”なの? 

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 このギョーカイではロープレコンテストが花盛りで『アパレル販売員の教科書』的なテキストやブログも溢れているが、いずれも『販売員は接客販売をする職業』と決めつけている。昔風に言えば“売り子”という認識だが、それはギョーカイの空気が作り出した「建前の幻想」であって現実は違う。

 いかなる職業も労働の報酬を得る以上は「生産性」や「利益貢献」が問われるはずで、「販売」だけが販売員の報酬をもたらしているのではない。販売員の業務を労働時間で見れば、1)品出し・陳列演出・陳列整理・在庫管理などのマテハンあるいはVMD業務[付加価値マテハン業務と位置付けられる]が半分前後を占め、2)レジ打ちや包装など精算業務が続き、3)接客販売業務は量販的な店では数%に過ぎず、対面販売の店でもせいぜい20%程度にとどまる。残る20%前後は「待機」といえば格好がつくが実態は「店番」だ(少人数運営の店舗ではシフト組みに限界がある)。

 そのうち利益に直結する付加価値業務は売上を作る「接客販売」や「SNS投稿」、欠品を防止し鮮度を管理する「フェイシング管理」や消化を進めて値引きロスを減らす「編集演出陳列」の二業務で、ほかの業務は業務手順や情報装備をカイゼンして圧縮することが好ましいが、目の前の業務を処理することに追われて関心が及ばない会社が多い。

 品出し陳列ひとつ取っても、DCでカセット別に揃えて棚割り指示ビジュアルを添付し、定められた曜日の開店前に集約して投入すれば店舗の作業は半減する(外資系では専門アルバイト活用や外注も多い)。精算や棚卸しにしてもRFIDタグを装備すれば何分の一かの時間で済んでしまうし、最新のリアルタイム棚卸しシステムを装備すれば手間取るフェイシング管理や欠品探しも楽々こなせる。一番手間取る畳み直しや棚戻しなど陳列整理作業は「出前+元番地」陳列から「出前+オープンストック」陳列に変えれば半減できるし、EC発注のショールームストアにすれば試着品戻しだけで済むようになる。

 価値を生まない作業を圧縮すれば、売上に直結する「接客販売」や「SNS投稿」、消化を促進する「編集演出陳列」の時間を作ることができる。販売員の待遇を改善するには「価値を生まない作業」を圧縮して「価値を生む作業」に集中出来るようにするのが最も確実だ。販売員の属人的「接客スキル」や「おもてなし」を競うより“会社”がやるべきことが山ほどあるのではないか。

アパログ 2018/11/12更新
 

商業界オンラインに寄稿しました。

狩猟型から農耕型へ脱皮できるか

『TOKYOBASE失速の構図』

(2018/11/9) 


商業界


 TOKYOBASEが東証一部昇格からわずか一年で減速し始め、今中間期決算ではECを含む既存店売上が17.0%も減少。前年同期比で売上高は3.3%の微増と足踏み、営業利益は28.9%減と急失速した。その要因として4つのアキレス腱が指摘される。壁に当たったTOKYOBASEはこのまま勢いを失ってしまうのだろうか・・・・・

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流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の論文

      
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公開セミナー

     
2018年秋期セミナーは終了致しました。

SPAC

SPACとは小島健輔が主催する業界唯一の実務情報交流型経営研究会です。 

第370回 SPAC研究会の御案内

 第370回SPAC研究会の内容が決まりましたので御案内致します。
 需要に倍する供給で最終消化率が半分を割り込み、B2CやC2Cなどリユースの拡大にも圧迫されてキモノ業界の惨状に近づくアパレル流通ですが、業界の売れ残り在庫処分(オフプライス)や消費者の箪笥在庫放出(リセール)はもはや無視できない規模になろうとしています。この現実に目を瞑るのではなく、新品からリセールまで一貫する価値創造の仕組みを築いたり、オフプライスやリユースに新たなビジネスチャンスを見出すべきではないでしょうか。
 今回のSPAC月例会はアウトレット店やオフプライスストア、フラッシュセールサイトなどオフプラ流通、B2CやC2Cなどリユース流通の実態と可能性を検証すべく『オフプライス流通/リユース流通総研究』をテーマに開催します。内外の事例とデータに基づく小島の報告と提言に続き、オフプライス/リユース業界の第一線で活躍する株式会社shoichi 代表取締役CEO 山本昌一様、株式会社ゲオクリア 代表取締役社長 川辺雅之様、株式会社FINE 取締役COO 津田一志様、株式会社ウィファブリック 代表取締役社長 福屋剛様による最前線パネルを開催しますのでご期待下さい。

2018年11月吉日
S P A C 研 究 会
事務局長 小島 健輔

第370回SPAC研究会
———-テーマ———-
『オフプライス流通/リユース流通総研究』
———-日 時———-
11月29日(木)PM1:00〜4:10
———-会 場———-
アイビーホール(青学会館)グローリー館B2Fサフラン

   

入会のご案内

 ブランディングとマーチャンダイジング&リテイリングの技術革新を目指すファッションビジネスまたは関連ビジネスで、事務局が適切と認めた企業が参加できます。企業または事業部単位に加盟し、代表者ないし実務トップ/上級戦略スタッフ1名をクラブメンバーとして登録します。クラブメンバーはクラブの運営に積極的に参加するとともに、毎月のテーマに応じて社内の適者を選定してビジターとして例会に同伴します(選択的参加も可)。

最新マーケットトレンド

2018年10月末の店頭からゾーン別注目ルックの一部をご紹介。

NEW!!

※SPACレポートでは毎月レディス9ゾーン/33〜35体、メンズ6ゾーン/約17〜19体、計50体以上のスタイリングをウェアリング/カラー/ディティール/アイテム別MD展開などの解説と共にビジュアルで報告しています。

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会社概要

当サイト運営 流通・ファッションビジネスコンサルタント会社

株式会社小島ファッションマーケティングの概要

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 数字だけでなくリアルな現場検証を重ねて実務を体系的に革新する一方、中長期の環境変化に対応するドメイン戦略と収益構造を展望し、マーケットと調達背景を繋いで新たな市場と高収益体質を獲得するビジネスモデルを創造していく、それが私達“ビジネス・エンジニア”の使命です。その原点は顧客と現場の実態に立脚した実証主義であり、決して仮説やイデオロギーに流されることはありません。どんなPDCAプラットフォームにも成功体験にも連作障害と賞味期限が避けられないという現実を直視し、マーケット/競争環境/調達背景の三面を睨んで環境変化に対応する業務プロセスとビジネスモデルの革新を適時に提案して行きます。
 売場の営業的再構築指導や商品計画・調達の実務指導といったオンタイムな業務から、先を見た出店戦略や調達〜ロジスティクス体制再構築、中長期の環境変化に適応するビジネスモデル設計や業態開発まで、MD/VMDのみならずオムニチャネルなリテイル・オペレーションやロジスティックス、組織、財務まで、クライアントの規模や経営状態、マネジメント風土など実情を直視して柔軟かつ体系的にサポートします。

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