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先生&著書 

流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の最新情報

NEW!!

商業界オンラインに寄稿しました
ブランド価値は時代がつくり、時とともに移ろう
『オワコンを引きずったバーニーズNYの迷走劇』

商業界0717

 あのバーニーズNYがまたもチャプター11(民事再生法)を申請かというニュースが流れているが、同社は96年にもチャプター11を申請して以降、幾度も転売されてきた札付きの“オワコン”でありながら、なぜ今日まで生き永らえてきたのだろうか。70年代から米国ファッションビジネスをウォッチしてきた小島健輔の評価は厳しい。
 ■引き金は旗艦店家賃の大幅値上げ
 ■旗艦店の撤退は世界的トレンド
 ■転売され続けたバーニーズNY
 ■終わったビジネスモデルをブランド価値で転売

詳しくはこちらから。

 

人格も人生もある現場が動かすアパレル事業
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 いくらアパレルが過剰供給で販売不振が続いているからと言っても、十連休明け以降の破綻ラッシュは息つく暇もないほどだ。5月29日に民事再生法の適用を申請した株式会社リファクトリィ(J.FERRYを展開)は6月3日付で再生手続きの開始決定を受け、株式会社ラストステージ(RETRO GIRLを展開していた株式会社エムズ)は6月10日付で特別清算の開始決定を受け、M.deuxを展開する名古屋の丸澤屋も6月25日に民事再生法の適用を申請している。7月に入っても株式会社ヰノセント(NÎMESやLA MARINE FRANÇAISEを展開)が特別清算を申請しており、夏の終わりに向けてアパレルの破綻劇はまだまだ続きそうだ。
 近年のアパレル事業破綻の多くに共通しているのが、経営的に行き詰まった事業を投資ファンドなど事業再生のプロが引き受け、ファイナンスのスキームを駆使した果てに実務体制が崩壊して顧客や取引先が離反し、壊死してしまうというパターン。はじめに資金を注ぎ込むのは投資を誘い込む呼び水に過ぎず、実務を立て直すわけではなく短期でPLとBSの見た目を取り繕うだけだから、一時は上向いたように見えてもすぐに実態が露呈してしまう。それまでの短期勝負と言ったら、なんだか取り込み詐欺みたいだが、それに近いケースもあるようだ。
 大手企業が不振の子会社の立て直しに経営者を送り込む場合も大差なく、短期で見た目を改善しようとスタンドプレイに走り、上から目線の仮説で不用意にメスを入れて体力を消耗させ、現場が長年積み上げてきた努力も水泡に帰してしまう。そんなことを繰り返した挙句、財務的にも組織的にも行き詰まって清算やむなしということになる。
 アパレル事業は人が額に汗して稼ぐ泥臭いもので(そう思っていない輩が破綻の引き金を引く)、ファイナンスのマジックやMBA仕込みのスマートな再構築では業績は容易に上向かない。ファイナンスはカンフルになるが、下手な再構築は思わぬ血管を切断して大出血を招きかねない。それだけの実務キャリアがある経営者がやるならともかく、机上の仮説で不用意にメスを入れられてはたまらない。
 アパレル事業は勘と度胸の荒技でもスマートな遠隔操作でも上手くは回らない。生産工程から物流や店舗&サイト運営、接客販売まで、全てのアナログなプロセスを熟知して繊細に連携してこそ円滑に回るもので、現場で働く一人一人が人格も人生もあるステークホルダーだという見識を欠いた経営者が動かせるものではない。
 そんな当たり前のことが蔑ろにされた挙句、泥沼にはまって喘いでいるのが今日のアパレル業界ではないか。業界の時流や組織力学に流されて本質を見失う経営者が如何に多いか、残念なことだと思う。
          

6マリーフランセーズ

アパログ 2019/07/11更新
     
     

WEGO秋冬展はイケてました

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 WEGO TOKYO原宿店(明治通り沿いYMスクウエア2F)で10日、11日と開催中のWEGO秋冬展示会を覗いてきた。TOKYOやSEOULのストリートトレンドに古着のエッセンスをミックスしたラインナップは今の流れにジャストミートで、秋冬もイケると確信できた。
 欧米トレンドを焼き直しただけの大手アパレルの展示会や創り手自己満足のコレクションには興味がないが、ストリートの若者の嗜好を敏感に反映するWEGOの展示会は外せない。半年前に当社が提案したMDテーマや戦略アイテムがどこまで取り入れられているかも要チェックだから、隅から隅まできちんと説明を聞いて気になるアイテムは触って持って物性を確かめ、価格設定も確認した。
まだサンプルが揃っていなかった服飾雑貨類を除いては当社提案と大きなギャップはなかったが、意外に重くて試着落ちしそうなアウターが幾つか見つかり、素材や裏地を見直すことになった。その他いろいろな指摘は内緒です。
 それはともあれ“W ROOM by WEGO”のオリジナルコスメやW♡Cのクレヨンしんちゃんコラボアイテムはめちゃ可愛かった。こんなに可愛いなら、ガールズバンド・キャラやスクールアイドル・キャラなどアニメとのコラボ企画をもっと膨らませるとメチャ楽しくなるのでは・・・・
        

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アパログ 2019/07/11更新
       
     

商業界オンラインに寄稿しました
7pay不正アクセスで露呈した欠陥

小島健輔が指摘
『スマホ決済は便利でも有利でも安全でもない』

商業界0709

          
 QRコードやバーコードによるスマートフォン決済が各社われ先のブームとなって氾濫し、利用者側の利便性や安全性が蔑ろにされている感があったが、昨年12月のPayPay『100億円あげちゃうキャンペーン』に続いて、7月1日導入の7payでも大量の不正アクセスが露見し、仕切り直しは必至の情勢となった・・・・
 ■不正アクセスを招いた盲点
 ■不正アクセスは「Omni7」の負の遺産
 ■便利でも有利でもないコード決済

詳しくはこちらから。
          
     

ガラスの天井が迫るEOスーツ
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 紳士スーツは長期縮小カテゴリーであると同時にまた景気循環カテゴリーでもあり、12年以降は落ち止まって購入単価も回復傾向にあったが、昨年秋口頃から減速感が広がり始め、今年2月以降は急失速している。景気の後退を反映したものである一方、ビジネスシーンのカジュアル化が一段と加速していることも要因と見られる。
 そんな中でマーケットが拡大し、業界が最後の望みを繋いでいるのがEO(イージーオーダー)スーツだが、その拡大には「ガラスの天井」があるようだ。
 近年伸びているEOスーツは「CAD・POスーツ」と言うべきで、『既製服ベースの「パターンオーダー」をパーソナル採寸データに基づいてCADがパターンとマーキングを自動作成する「CADオーダー」にIT進化させたもの』と定義すべきだ。数千万円単位の投資ができるなら、CADマーキングは即CAM裁断に落とせる。
 EOスーツが業界のブームと言っても、採寸から納品まで3週も4週もかかるのは「CADオーダー」になっておらず、熟練職人が一点づつパターンを引いて収率にこだわりながらマーキングしていく職人技に依存しているからだろう。EOスーツの縫製自体はセル生産なら一両日で済むが、マーキングをそんな手仕事に頼っていては受注が重なれば詰まってしまう。「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」が大連の直営工場で生産して採寸から納品まで1週間で済ませられるのはCADCAMのマジックなのだ。
 それはともあれ、今時の忙しいビジネスマンがミリ単位で採寸してピッタリ作ったEOスーツを必要としているだろうか。
 オシャレにこだわるエグゼクティブや若いビジネスマンはともかく、大部分の額に汗して働くビジネスマンはイージーケアかつ動きやすい(ストレッチ性かリラックスフィット)アクティブスーツに流れるのは必然だ。アクティブスーツも超お手頃価格の実用品からオシャレな織り柄物(プリントだけど)までバラエティが広がって来ているから、紳士服専門店からも百貨店からも多数の顧客がシフトしていくと思われる。
 業界ではちょっとしたブームになってスーツ市場の2割を超えたとまで言われるEOスーツ市場だが、急拡大して来た市場に飽和感が広がりつつある。もっとはっきり言えば「ガラスの天井」に迫っているのではないか。杞憂であってくれれば良いのだが・・・・・

アパログ 2019/07/08更新
          
     

商業界オンラインに寄稿しました
衣料消費に明るい兆し
小島健輔からの直言
『若者ファッション復活の意外な理由』
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 昨年秋口から一部で見られた復調が今春以降は広範なヤングブランドに広がり、長期にわたって低迷していた渋谷109の売上も今春2月以降は連続して前年を超えている。縮小の一途だった若年世代マーケットが一転して復調している背景はいったい何なのか・・・・
 ■復調の背景はデジタル世代への所得移転?
 ■スマホ通信料金値下げが真犯人?

詳しくはこちらから。

 

         
現代ビジネスオンラインに寄稿しました
小島健輔が警告
『アマゾン撤退でわかった、ECバブルは崩壊する』
現代オンライン

破竹の勢いで急成長してきたECに今年に入って急激に陰りが広がっているが、それを象徴するような事件が明らかになった。ECビジネスの覇者たるアマゾンが東京ファッションウィークの冠スポンサーを降板したのだ・・・・
 ■アマゾンが「冠スポンサーを降板」の意味
 ■宅配料金値上げが日本事業を直撃
 ■ECバブル崩壊へ…?・・・・

詳しくはこちらから。

流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の論文

      
最新論文のバックナンバーはこちらから

公開セミナー

19年春期公開セミナーは終了致しました。

SPAC

SPACとは小島健輔が主催する
業界唯一の実務情報交流型経営研究会です。 
     

—-好評のうちに終了致しました—-

第377回 SPAC研究会の御案内

 第377回SPAC研究会の内容が決まりましたので御案内申し上げます。
 ECに圧され放しだった店舗販売ですが、宅配料金の大幅値上げと倉庫運営人件費の高騰でECの収益構造が崩れる一方、店舗を物流拠点として顧客利便と在庫効率を高め物流コストを格段に圧縮するC&Cで店舗小売業が優位に転じ、形勢が逆転しつつあります。
 そんな転換点にあたって開催する今回のSPAC研究会は『C&CとITによる店舗運営効率化総研究』をテーマに、C&Cの物流と店舗運営を中心にAI接客や無人精算などITによる効率化を検証するとともに、株式会社シップス 営業本部本部長 具嶋 純也様、株式会社ウィゴー 店舗支援部部長 松浦 孝俊様、株式会社デイトナ・インターナショナル フリークスストア事業部 営業部店舗運営支援課長 斉藤 篤史様にご登壇いただいて店舗運営の課題と革新を伺いたいと存じます。

S P A C 研 究 会
事務局長 小島 健輔


第377回SPAC研究会
———-テーマ———-
『C&CとITによる店舗運営効率化総研究』
———-日 時———-
2019年06月27日(木)
PM1:30~4:50

———-会 場———-
原宿東郷記念館 
3Fオランジェール
     

入会のご案内

 ブランディングとマーチャンダイジング&リテイリングの技術革新を目指すファッションビジネスまたは関連ビジネスで、事務局が適切と認めた企業が参加できます。企業または事業部単位に加盟し、代表者ないし実務トップ/上級戦略スタッフ1名をクラブメンバーとして登録します。クラブメンバーはクラブの運営に積極的に参加するとともに、毎月のテーマに応じて社内の適者を選定してビジターとして例会に同伴します(選択的参加も可)。

最新マーケットトレンド

2019年05月末の店頭からゾーン別注目ルックの一部をご紹介。

NEW!!

※SPACレポートでは毎月レディス9ゾーン/33〜35体、メンズ6ゾーン/約17〜19体、計50体以上のスタイリングをウェアリング/カラー/ディティール/アイテム別MD展開などの解説と共にビジュアルで報告しています。

trends1905top

詳しくはこちらから

会社概要

当サイト運営 流通・ファッションビジネスコンサルタント会社

株式会社小島ファッションマーケティングの概要

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 数字だけでなくリアルな現場検証を重ねて実務を体系的に革新する一方、中長期の環境変化に対応するドメイン戦略と収益構造を展望し、マーケットと調達背景を繋いで新たな市場と高収益体質を獲得するビジネスモデルを創造していく、それが私達“ビジネス・エンジニア”の使命です。その原点は顧客と現場の実態に立脚した実証主義であり、決して仮説やイデオロギーに流されることはありません。どんなPDCAプラットフォームにも成功体験にも連作障害と賞味期限が避けられないという現実を直視し、マーケット/競争環境/調達背景の三面を睨んで環境変化に対応する業務プロセスとビジネスモデルの革新を適時に提案して行きます。
 売場の営業的再構築指導や商品計画・調達の実務指導といったオンタイムな業務から、先を見た出店戦略や調達〜ロジスティクス体制再構築、中長期の環境変化に適応するビジネスモデル設計や業態開発まで、MD/VMDのみならずオムニチャネルなリテイル・オペレーションやロジスティックス、組織、財務まで、クライアントの規模や経営状態、マネジメント風土など実情を直視して柔軟かつ体系的にサポートします。

サービス概要

  • SPAC研究会の運営
  • 店頭クリニック
  • 教育研修
  • 業態再生/新業態開発
  • 商業施設の診断/リモデル企画
  • 新設商業施設の構成企画
  • デューデリジェンス(企業価値評価)

スタッフ募集

■ただ今募集しておりません。

お問い合わせ

株式会社小島ファッションマーケティング
事務局マネージャー 担当:深野
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4 -18−7−101
TEL:(03)3403-8233
メール:kfm@fashion-net.com
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