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流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の最新情報

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『「ユニクロ」最高益決算の死角』(小島健輔リポート)

10月21日のWWD JAPAN.com に掲載されました。
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 10月14日に公表されたファーストリテイリングの2021年8月期決算は売上収益、営業利益こそ19年8月期に及ばなかったものの、税引き前利益は過去最高益を更新した。したたかに復調したかに見えるファーストリテイリングだが、2つの死角が指摘される・・・
■コロナを克服して最高益を計上した21年8月期連結決算
■したたかなマネジメントスキル
■店舗資産の継続的入れ替えによる大型化と効率化
■第一の死角 チャンスとリスクは裏表
■第二の死角 「シーイン」が問う化石化ビジネスモデルの限界
■「ユニクロ」は化石から脱却できるか
詳しくはこちらから。 

                 
『顧客の世代交代で浦島太郎になっていませんか』
小島健輔リポート63

10月6日のWWD JAPAN.com に掲載されました。
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「レオン(LEON)」の新聞広告の一昔前のキャッチコピーに時間が止まっているかのような幻覚を覚えたが、古典的なテーラリングをうたう紳士服業界や欧米モードを信奉する婦人服業界も大差ない時代錯誤を演じているように見える。往時の価値観がその世代とともに遠く過ぎ去ったことに気が付かず、業績を悪化させるアパレル事業者は珍しくない・・・・
■米国の世代区分と世代概念
■日本の世代概念とファッション体験
■各世代の現在のファッション志向
■ウエアリングの世代ギャップ

詳しくはこちらから。 

『アパレルの店舗販売に未来はあるのか』小島健輔リポート62

9月15日のWWD JAPAN.com 寄稿しました。
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『セレクトチェーンに未来はあるのか』小島健輔リポート61

           
『店舗販売も「場ミリ」脚本が大切』

8月31日のFACEBOOK寄稿しました。

 アイドルグループのステージにせよ演劇にせよ、複数の演者が交錯する舞台演出では「場ミリ」(舞台床の番地表示)で位置と移動を指示する時系列脚本が不可欠で、動きの激しいステージ、せりや舞台転換を伴う演劇ではコンマ秒単位のスピード感が求められるが、店舗運営の現場では番地指定はともかく、動きまでの指示は極めて稀だ。
 食品スーパーやコンビニでは「什器番地」「棚割」という配置指定が定着しているが、アパレル店舗においてはアバウトなカテゴリーやテイストの区分はあっても、ユニクロや無印など大手SPAチェーンを除いては「什器番地」「棚割」の配置指定は稀で、「場ミリ」のような時系列移動シナリオなど国内では滅多に見たことがない。配置指定がないと品出しや陳列に迷いが生じて作業が手間取り、出前への配置指示はあっても元番地への戻し指示がないから出前陳列のフォーカスが暈け、前サイクルの残品が滞貨してフォーメーションの転換もシャープさを欠いてしまう。そんなダサいことをステージでやったら、ブーイングは避けられないだろう。
 『国内では滅多に見たことがない』と言ったのは、米国では最盛期(80年代)の「LIMITED」で週サイクルのフォーメーション転換が運用されていたし、国内でも最近の「GU」で多重出前運用と元番地戻しを目にすることがあるからだ。
 食品スーパーやコンビニの生鮮品は数日、日配品とてせいぜい週内に消化しないと鮮度が朽ちてしまうし、工場生産のグローサリー食品とて賞味期限がある。賞味期限は半年とか一年とか長いように思えるが、「三分の1ルール」という業界慣行があって、賞味期限の三分の1を過ぎたら小売店への納品ができなくなり、三分の2を過ぎたら返品されてしまう。行き場の無くなった商品は値引きしてディスカウントストアに転売したり、ファミリーセールへ回したりするが、大半は廃棄処分になる。それを避けるには欧米業界並みの「二分の1ルール」(納品可能期間が長くなる)への転換や小売店舗内の編集・売変シナリオに加え、行き場を失った商品の再流通シナリオ、さらには廃棄商品のフードシェアプロセスも用意しておく必要がある。
 アパレルの世界ではトレンドやシーズンの鮮度が問われるが、もとより賞味期限が曖昧で「三分の1ルール」などという業界慣行もなく、消化進行計画との乖離が大きくなるとECでのクーポン販売や店頭でのキックオフ(期間限定値引きでECのクーポン販売と近似する)で消化が促進され、それでも消化が滞るとアウトレットや催事に回されて値引き処分されたり、定番的なものだと翌シーズンまで持ち越されることもある。
 生鮮・日配食品は夕刻のタイムセールあるいは週末のワゴンセールなど売価変更や編集移動のスピードが早く、近年は電子値札によるダイナミックプライシングも加わってスピードが加速しているが、アパレル店舗では在庫消化管理も売価変更も編集移動も週サイクルで食品に比べればスローだし、編集移動のシナリオを欠くチェーンも多い。コロナ禍を経て販売の主役となったECの方は時間単位の売価変更やささげ替えが競われ、店舗と品揃えや売価が異なるケースも増えている。
 ECは元よりSKUごとの登録だから条件検索やハッシュタグで如何様にも編集できるし、幾つかテンプレートを用意しておけば見せたいサムネイルを構築できる。顧客も条件検索で一瞬で並べ替えできるから、選び易いよう定期的に検索体系を見直すべきだろう。
 ECに比べれば店舗の分類と陳列配置は物理的に固定されており、店側が再編するのも大掛かりになるし、顧客がECのように自在に組み替えることも不可能だ。ならば、店側は分かり易い陳列配置とフォーメーション転換を「お約束」化して顧客の選択利便に応え、店舗のマテハン労働も効率化するべきだ。その一方で商品タグに添付した二次元コードをスマホでスキャンしてECに飛べるようにすれば(ショールーミング)、ささげ情報もレビューも参照できるし、顧客の意思で並べ替えもできる。ECと直結した電子タグでリアルタイムなレコメンドや売価変更を訴求するのもインパクトがある。
 ECが販売の主役になるに連れ、ECに慣れた顧客は店舗販売の商品情報の薄弱さと陳列フォーメーションの代わり映えの無さに辟易し始めている。店舗販売はローカルOMO(店舗在庫引き当て・出荷・店受け取り)でお試し・受け取りの優位を確立するとともに、二次元コードによるショールーミングや電子タグなどで情報格差・時差を無くし、番地指定の出前運用でシャープなフォーメーション転換を演じるべきではないか。 

『ユニクロのジーンズはジャパンフィットじゃない!』

8月23日のFACEBOOK寄稿しました。

 ユニクロが桑田佳祐や綾瀬はるかを起用して秋冬ジーンズのTVCMを繰り出しているが、そのフィットは日本の国民服ブランドとは思えない違和感がある。
 これまでもそうだけど、ユニクロのジーンズはストレッチ訴求もあってか過度にボディコンシャスでヒップラインが強調され過ぎ、ゆる抜けたフィットでヒップラインをボカす近年のジャパンフィットとは大きく乖離している。深キョンを起用した春夏のパンツCMでも、深キョンの体型の欠点を露呈するようなフィットに悲しくなったが、ユニクロは「ノームコア」以降のオフボディ志向に敢えて立ち向かっているかのようだ。
 ジーンズの劇的退潮は00年代のセレブジーンズがヒップラインを強調し過ぎてリーマン以降のセクシー嫌悪の潮流に押し潰され、14年の「ノームコア」からゆる抜けてオーバーサイジングになっていくジャパンフィットに取り残されたからで、デニムでもゆる抜けたロガーパンツやサロペットはちょっとしたヒットアイテムになっている。
 コロナ禍もあってワーク&アウトドアが人気でジーンズも復活が期待されているが、ユニクロのキレイ目スリム〜ニートなジーンズは面もフィットも今の気分を外している。今求められているジーンズはゆる抜けたフィットに無理がないライトオンス、面に多少はヴィンテージ感があってナチュラルに馴染むもので、ユニクロのジーンズは「日本人離れ」した感がある。
 近年のユニクロは中国市場に嗜好をシフトしている感があり、北京好みの華北(ツングース)フィットじゃないのかと勘ぐりたくもなる。グレーターチャイナ(中華圏)市場を拡大するユニクロだが、「日本人の国民服」という成功の原点を忘れては日本人の「ユニクロ離れ」を招きかねない。中華圏はともかく、日本市場には日本人好みのぬる抜けたジーンズを投入してもらいたいものだ。

『アフターコロナで復活する会社、しない会社』
小島健輔リポート60

8月18日のWWD JAPAN.comに掲載されました。
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『無印良品の「第二創業」 問われる実行力と求心力』
小島健輔リポート59

8月4日のWWD JAPAN.comに掲載されました。

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21年6月24日の繊研新聞に、
22日の「UAゼンセン繊維産業シンポジウム2021」に於ける私の
講演とパネルディスカッションが報告されました。
21年6月24日午後には六本木ヒルズから
ファンドマネージャー向けオンライン講演を発信しました。
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『アパレルの商品力はこの
「三次方程式」で築け』小島健輔リポート
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21年6月16日のWWD JAPAN.comに掲載されました。
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『アパレルの終焉と再生』(朝日新書)

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 私が長年に渡り追求して来たアパレルビジネスを総括して再生を問う本がようやく出版されました。コロナ禍での生き残りドキュメントに始まり、裏付けデータ図表も揃えて痛恨の堕落を総括し、日米の最新事例から再生のシナリオを提ずる229ページの力作です。来週末には書店にも並びますが、アマゾンなどで予約購入も始まっています。本体790円+税とお手頃な新書判ですので、是非ともお買い求めください。

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S P A C ラ ス ト サ マ ー コ ン ベ ン シ ョ ン 
 御 報 告

 『ファッションビジネスの未来を問う』と題して8月29日に開催した第379回SPAC“ラストサマーコンベンション”では、200名を超えるメンバー企業トップ/幹部の皆様が参集して小島渾身の“最終提言”に耳を傾けました。続いての特別講演では株式会社ワールド代表取締役社長執行役員 上山健二様に変貌していく環境をリードする経営革新を、株式会社ユナイテッドアローズ名誉会長 重松理様に小売業の本質に立ち返る経営理念などリアリティ溢れるお話を頂きました。
 また、コンベンション後の懇親パーティでは株式会社オンワードホールディングス名誉会長 廣内武様、株式会社ファイブフォックス代表取締役社長 上田稔夫様、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼CEO 増田宗昭様にご挨拶を頂戴し、小島の旧友も多数駆けつけて盛況なパーティとなりました。

S P A C 研 究 会
事務局長 小島 健輔

第379回SPAC研究会
LAST SUMMER CONVENTION
UAワールド様400

 
オンワCCC様400

会社概要

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株式会社小島ファッションマーケティングの概要

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 数字だけでなくリアルな現場検証を重ねて実務を体系的に革新する一方、中長期の環境変化に対応するドメイン戦略と収益構造を展望し、マーケットと調達背景を繋いで新たな市場と高収益体質を獲得するビジネスモデルを創造していく、それが私達“ビジネス・エンジニア”の使命です。その原点は顧客と現場の実態に立脚した実証主義であり、決して仮説やイデオロギーに流されることはありません。どんなPDCAプラットフォームにも成功体験にも連作障害と賞味期限が避けられないという現実を直視し、マーケット/競争環境/調達背景の三面を睨んで環境変化に対応する業務プロセスとビジネスモデルの革新を適時に提案して行きます。
 売場の営業的再構築指導や商品計画・調達の実務指導といったオンタイムな業務から、先を見た出店戦略や調達〜ロジスティクス体制再構築、中長期の環境変化に適応するビジネスモデル設計や業態開発まで、MD/VMDのみならずオムニチャネルなリテイル・オペレーションやロジスティックス、組織、財務まで、クライアントの規模や経営状態、マネジメント風土など実情を直視して柔軟かつ体系的にサポートします。

サービス概要

  • 店頭クリニック
  • 教育研修
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