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SPACトピックスを更新しました。

先生&著書 

流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の最新情報

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商業界オンラインに寄稿しました。

もはや安くも新鮮でもなくなった

『ユニクロに迫る二つの脅威』

(2018/12/14) 

商業界

 9〜11月の国内ユニクロ既存店売上(EC含む)は95.7と前年同期の108.4から失速。前々年比では103.74と水準は維持しており、“ユニクロ離れ”を危惧する状況ではないが、その兆候は確実に広がっている。
 ■失われた価格のインパクト
 ■神話に疑問符を突きつけた「ワークマンプラス」
 ■デザインもスタイルも陳腐化

つづきはこちらから

 

 

みんなヤンキーになった!

『アスレカジュアル革命がユニクロ帝国を脅かす?』

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 「ノームコア」から「アスレジャー」と近年は“抜けた”TPOレスな着こなしが歯止めなく広がり、この冬は「ルーミー」×「スポーツ/アウトドア」のドームスタイルが席巻して事の本質が露わになった。そんなスタイリング革命にユニクロなど既存のアパレルチェーンは取り残されつつあるのではないか。

 

■“着た切り雀”ヤンキースタイルがカジュアルを変えた

 もとより米国の「アスレジャー」は学生の「ドームスタイル」から発したもので、学生寮(ドーム)でくつろぐジャージスタイルにスポーツアウターなどを引っ掛けて教室にも買い物にも出かけるという“抜けた”TPOレススタイルだから、見てくれも本質も我が国の「ヤンキースタイル」と何ら変わるものではない。それがスポーツブランドの機能性やフィットネスなライフスタイル、ボーダーなストリートスタイルに乗ってメジャーなトレンドとなったが、ファッション業界にとっては厄災でしかなかったのではないか。

 機能性&イージーケアなアクティブスーツが既製スーツを駆逐したように、スニーカーがビジネスシューズやパンプスを駆逐したように、「アスレジャー」は伝統的?なTPOを破壊して割高で使い勝手も賞味期限も限定されるファッション衣料を駆逐し、スポーツブランドやカジュアルSPAのジャージアイテムや機能合繊アイテムを気ままに合わせる“着た切り雀”スタイルを蔓延させている。それはカジュアルな職場やパート労働者では“普段着”の枠を超えて“通勤カジュアル”までカバーするオールラウンドなスタイルとなった感さえある。

 「アスレジャー」はファッション衣料のみならず日常のカジュアルやアンダーウエアまで急速に侵食しており、アメカジやジーンズを柱としてきたカジュアル店やカジュアルSPAばかりか伝統的?なランジェリーブランド/SPAの存在も脅かしている。ユニクロやしまむら、ジーンズカジュアル店の伝統的?なスタイリングは今日のアスレ化した消費者のウェアリングとは大きく乖離しており、もはや時代に取り残されて化石化した感さえある。

 それは「セクシー」「エレガンス」あるいは「カワイイ」といった伝統的?な価値観に囚われるランジェリー分野とて同様で、「ビクトリアズ・シークレット」はもちろん我が国のランジェリーブランド/SPAもことごとく苦戦しているが、その本質的背景は女性の労働戦力化に加え「アスレジャー」な楽チン機能性スタイリングが大きいと思われる。

 

■カジュアルの覇者も交代する?

 アパレル業界が苦境に沈む中もスポーツ/アウトドア業界は躍進を続けているが、それも永遠に続くわけではない。スポーツブランドはストリートラインに続いてビジネスライン(アクティブスーツ)にも進出して売上を拡大しているが、各社が出店を競うに連れオーバーストアになり始めている。実際、近年の新設SCではカジュアル店よりスポーツ/アウトドア店の方が多くなっているし、アウトレットモールでは最大のカテゴリーとなっている。アウトドア系はともかくスポーツ系では既存店売上が前年を割るブランドも増えており、カジュアルSPAの倍以上という価格の高さもあってアウトレットでの購入比率が上昇している。

 スポーツ/アウトドアブランドの価格は生活と生計に追われ“着た切り雀”化する今日の消費者にとってお手頃とは言い難い。スタイリングのキーアイテムとして無理して買うか、セールやアウトレットで値下げ品を購入するか、格段に安いリユース品を購入する一方、機能性や価格を“革命”する「アスレカジュアルSPA」の登場を待っているのではないか。

 かつてユニクロが「カジュアル」を革命して覇者となったように「アスレカジュアル」を革命する者が明日の覇者となる。グローバル化巨大化したユニクロはローカルなスタイリング変化に鈍感で伝統的なスタイリングを出られず、高品質とは言え今や防寒アウターなど高価に過ぎて庶民には手が届かない。格段に低価格でストリートな感性がありながら機能性アウトドアに偏る「ワークマンプラス」が日常オールラウンドな「アスレカジュアル」に目覚めれば、そして第二第三の低価格「アスレカジュアルSPA」が登場すれば、さすがのユニクロ帝国の覇権も揺らぐに違いない。

アパログ 2018/12/11更新
     
      

2018年12月08日付日本経済新聞に掲載されました。

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商業界オンラインに寄稿しました。

GMS改革の三度目の正直に期待

『イオンリテール「iC」の離陸要件』

(2018/12/10) 

商業界1210

 
 イオンリテールがGMS改革の次の一手としてインナーカジュアルのカテゴリーキラー業態「iC」の開発を急いでいる。多店化するプロトタイプに近いという船橋店を取材して実像と課題を探ってみた・・・・
 ■「iC」とはどんな業態か
 ■解決すべき課題が山積
 ■VMDにも課題があるが期待の有望分野

つづきはこちらから
     
     
 

ユニクロはモンサントになるのか?

ユニクロ 

 ちょっと前、WWDジャパンの『気がつけばみんな「ユニクロ」を着ている 平成に起きたアパレル革命』と銘打った記事が『それでも私は「ユニクロ」を着ない』などと物議を醸したが、期せずして農業界では種苗法改正による自家採種禁止で『気がつけばみんな「モンサント」を蒔いている』になっちゃうのではと不安の声が広がっている。
 農産品の効率的な生産と流通にはF1種による「種子更新」が不可欠だが、種苗法改正によって自家採種が禁止されればFI種の世界的覇権企業「モンサント」による種子供給支配が加速し、地域に根ざした固定種が消えていくのではと危惧されている。種苗法改正によっても自家採種が全く禁止されるわけではないし、雄性不稔(植物のインポ)交配で作られたF1種の採食で人間の無精子化が進むという疑惑も科学的根拠がないが、グローバルな寡占企業によってローカルな固定種が駆逐されていくという懸念は否めない。
 平成の衣料消費を革命した「ユニクロ」や「ZARA」「H&M」などグローバルなSPAが各国の「固定種」(ローカルブランド)たちを駆逐していったのは紛れもない事実だが、それを合理的として是認するのかローカルな多様性が損なわれたとして問題視するのかは、それぞれの価値観による。
 低コストな大量生産が途上国での低賃金労働を強い、大量の廃棄につながるという指摘もある。本来、装い文化はローカル&テロワールなもので、グローバル一律な大量供給は需給のミスマッチを広げて売れ残り在庫の大量廃棄を招きやすい。消費者の選択肢としても、あるいは装い文化としても、ローカルな多様性は必要不可欠だ。『「ユニクロ」は「モンサント」になるのか?』という問いはそんな文脈だと受け取ってもらいたい。
 スーパーマーケットの棚に並ぶ規格化されたF1種ばかりで良いのか、味わいや鮮度、地域の農耕風土にこだわれば産直の市で固定種を買って味わうという選択肢も残されるべきだろう。その意味で、種苗法改正の一方で食品流通のローカル化(地産地消)が進み、ファッションも10年近く続いたグローバル化からローカル回帰に転じたのは幸いと言うべきかもしれない。
 ローカル回帰は衣料品や食品のみならず政治や経済でも急進しており、ローカルなエゴが世界を対立の構図に追いやっているのは憂うべきことだが、こと食品と衣料品に関してはローカルなエゴが広がっても美味しく楽しくなるだけで誰も困らない。グローバルSPAによる一律的供給より地域やストリートに根ざしたローカルブランドが広がる方が装う楽しさも盛り上がるのではないか。
 30年間(60シーズン)以上の長期にわたって作り続けてきた、ティーンズからシニアまでローカルストリートからグローバルモードまで緻密に網羅したレディス/メンズの客層ボードだが、使ってくれるクライアントが広がらず、膨大な作業量に見合わなくなったので、今シーズン限りで止めようと思う。世代やライフスタイルに根ざしたローカルマーケティングの基本となる優れものだが、一方通行のクリエイションや効率的標準化を信奉して顧客直視のローカルマーケティングを卑下するギョーカイの体質には合わなかったのだろう。

 

客層マップ

アパログ 2018/12/07更新
 
    
     

2018年12月6日付繊研新聞に
SPAC研究会パネルディスカッションをお取り上げ頂きました。

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(株)船場様の機関誌「コミュニオン」No.152に掲載されました。

『デベロッパーや店舗運営者が直視すべき現実と対応』
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商業界オンラインに寄稿しました。

GU STYLE STUDIOは注目に値するか?

『GUショールーミングストアの課題』

(2018/12/05) 

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 ファーストリテイリング傘下のジーユーが11月30日、表参道の原宿クエスト2F(ローラアシュレイ跡)にオープンしたショールーミングストアのデジタル仕掛けと運営体制、スタイリングセンスを検証してみた。
 ■GUショールーミングストアの仕組み
 ■ショールーミングストア運営体制の課題
 ■スタイリング提案にも課題が残る

つづきはこちらから

 

流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の論文

      
最新論文のバックナンバーはこちらから

公開セミナー

     
2018年秋期セミナーは終了致しました。

SPAC

SPACとは小島健輔が主催する業界唯一の実務情報交流型経営研究会です。 

第372回 SPAC研究会の御案内  

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MAIN THEME 

『混戦を抜け出す明日を描け』

190201講師

 過剰供給に歯止めがかからないまま店舗とEC入り乱れての白兵戦が過熱してコストが嵩む一方、ICタグやキャッシュレス決済に加えてAIやIoTなどニューテクが次々と登場してシステム投資の判断を迫られ、コンテンツ開発とプラットフォーム革新を両睨みした経営が問われるアパレル業界ですが、目前の白兵戦やニューテクの波に振り回されては現場のリアリティを失い組織運営のガバナンスが崩れかねません。10月の消費税増税が迫る19年は内外の情勢も緊迫しており、予想外の急変もあり得ます。状況が逼迫する中、一歩引いて周囲の状況と自社の内情を客観し、先を見据える刻ではないでしょうか。
 そんな風雲迫る新春に開催するSPACニューイヤーコンベンションは『混戦を抜け出す明日を描け』をテーマに、長年の矛盾が積み上がって行き詰まる業界の状況を検証し、ブルーオーシャンへ抜け出す突破口を提じたいと存じます。明日へのシナリオを描く小島健輔の政策提言に続き、高機能カジュアルSPA「ワークマンプラス」の爆発的成功で「ユニクロ」を脅かす株式会社ワークマンの常務取締役 土屋哲雄様に商品開発から組織運営まで成功の秘訣を余すところなく語っていただく予定です。 

S P A C 研 究 会
事務局長 小島 健輔


第372回SPAC
『NEW YEAR CONVENTION』
———-テーマ———-
『混戦を抜け出す明日を描け』
———-日 時———-
2019年2月1日(金)
午後 4:00 〜 午後 6:30(コンベンション)
午後 6:40 〜 午後 7:40 (懇親パーティ)
———-会 場———-
原宿東郷記念館 
3F オランジェール(コンベンション)
2F ケンジントン (懇親パーティ)
     

入会のご案内

 ブランディングとマーチャンダイジング&リテイリングの技術革新を目指すファッションビジネスまたは関連ビジネスで、事務局が適切と認めた企業が参加できます。企業または事業部単位に加盟し、代表者ないし実務トップ/上級戦略スタッフ1名をクラブメンバーとして登録します。クラブメンバーはクラブの運営に積極的に参加するとともに、毎月のテーマに応じて社内の適者を選定してビジターとして例会に同伴します(選択的参加も可)。

最新マーケットトレンド

2018年11月末の店頭からゾーン別注目ルックの一部をご紹介。

NEW!!

※SPACレポートでは毎月レディス9ゾーン/33〜35体、メンズ6ゾーン/約17〜19体、計50体以上のスタイリングをウェアリング/カラー/ディティール/アイテム別MD展開などの解説と共にビジュアルで報告しています。

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詳しくはこちらから

会社概要

当サイト運営 流通・ファッションビジネスコンサルタント会社

株式会社小島ファッションマーケティングの概要

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 数字だけでなくリアルな現場検証を重ねて実務を体系的に革新する一方、中長期の環境変化に対応するドメイン戦略と収益構造を展望し、マーケットと調達背景を繋いで新たな市場と高収益体質を獲得するビジネスモデルを創造していく、それが私達“ビジネス・エンジニア”の使命です。その原点は顧客と現場の実態に立脚した実証主義であり、決して仮説やイデオロギーに流されることはありません。どんなPDCAプラットフォームにも成功体験にも連作障害と賞味期限が避けられないという現実を直視し、マーケット/競争環境/調達背景の三面を睨んで環境変化に対応する業務プロセスとビジネスモデルの革新を適時に提案して行きます。
 売場の営業的再構築指導や商品計画・調達の実務指導といったオンタイムな業務から、先を見た出店戦略や調達〜ロジスティクス体制再構築、中長期の環境変化に適応するビジネスモデル設計や業態開発まで、MD/VMDのみならずオムニチャネルなリテイル・オペレーションやロジスティックス、組織、財務まで、クライアントの規模や経営状態、マネジメント風土など実情を直視して柔軟かつ体系的にサポートします。

サービス概要

  • SPAC研究会の運営
  • 店頭クリニック
  • 教育研修
  • 業態再生/新業態開発
  • 商業施設の診断/リモデル企画
  • 新設商業施設の構成企画
  • デューデリジェンス(企業価値評価)

スタッフ募集

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お問い合わせ

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事務局マネージャー 担当:深野
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