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流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の最新情報

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『コロナ決算に見るオンワードと三陽商会の瀬戸際と再生』

WWD.JAPAN.com 小島健輔リポート(10月14日掲載)
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 三陽商会は10月6日、オンワードホールディングス(HD)は9日、2021年2月期の中間(第2四半期)決算と通期見通しを発表したが、そこには軽視できない経営リスクが現れていた。レナウンなき後、大手アパレルが追い詰められ百貨店離れが加速すれば、百貨店の閉店も加速して百貨店業界も共倒れするという最悪のシナリオが現実味を帯びてきた。
■四重苦ですり減ったオンワードの財力
■オンワードHDの通期見通しと課題
■コロナ禍のダメージが大きかった三陽商会
■三陽商会の通期見通しと課題
■お値打ちの復活以外に生き残る策はない
詳しくはこちらから。 

                  
『本当のVMDで店舗をよみがえらせよう』

今朝(10月14日)の繊研新聞に寄稿しました。
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■MDとVMDの本質
■初期配分とフェイシング管理・補充
■出前陳列と再編集運用
■ディスプレイの工夫と運用
■店舗のスキル復活が問われる
詳しくはこちらから。 

          
『アパレル業界、ここへきて「偽ブランド」が
「大量発生」しているウラ事情
ブランドの「真贋」が問われる時代へ』

10月7日の「現代ビジネス」に寄稿しました

 ブランド商品には「本物か偽物か」という疑念がつきまとう。商品自体、ブランドが販売した本物か誰かがコピー生産した偽物かという物的な真贋もともかく、生産方式や流通管理、ブランディングの一貫性など「企業姿勢の真贋」も問われるからだ。コロナ禍であまりに後先を見ない過剰在庫の叩き売りに走るアパレル業界はいままさにブランドの「真贋」を根本から問われている。

 ■本物にも「偽物」がある
 ■どうして「工場横流し」が発生するのか
 ■窃盗という犯罪
 ■ブランドの「真贋」を決めるのは流通…!?
 ■譲れない「やせ我慢」

        
小島健輔リポート
『NY撤退後の「鎌倉シャツ」の課題』

10月5日のWWD JAPAN.comに寄稿しました
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 鎌倉シャツがニューヨークのマジソン・アベニュー店を年内で閉店すると発表した。2012年の進出以降、黒字を確保していたが、コロナによってマンハッタンの消費が壊滅的な影響を受ける中での決断だった。閉店の背景とコロナ後の課題を考えてみた・・・
 ■NY撤退は避けられなかった
 ■ドレスシャツとワーキングシャツは違う
 ■日本の商品とビジネスにも負荷がかかった
 ■コロナ禍のダメージと対策
 ■浮上した4つの課題
詳しくはこちらから。

          
 『「無印良品」の秋冬衣料品値下げに思う
「わけあって安い」の現実』

20年10月2日フェイスブックに投稿しました。
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 良品計画は10月2日から「無印良品」の衣料品72アイテムを値下げする。『わけあって安い』をキャッチフレーズに顧客を広げてきた「無印良品」は昨秋口にも1100品目を値下げし、消費税の2%増税も飲み込んで税込価格を維持している。
 今回の値下げの主なものは、クルーネック長袖Tシャツ(婦人、紳士)は1,290円/1,490円 から990円へ、ウールシルク 洗えるクルーネックカーディガン(婦人)は3,990円 から2,990円へ、首のチクチクを抑えたタートルネック洗えるセーター(婦人、紳士)は2,990円/3,990円 から2490円へ、縦横ストレッチチノパンツ(紳士)は3,990円 から2,990円へ、軽量ポケッタブルノーカラーダウンベスト(紳士)は3,990円 から 2,990円へなどで、全体の価格水準も以下のように改定している。
【基本商品の中心価格】
Tシャツ     消費税込みで990円
シャツ      消費税込みで1,990円
ニット      消費税込みで2,990円
ダウンベスト   消費税込みで2,990円
チノパンツ    消費税込みで2,990円
あったかインナー 消費税込みで790円
くつ下      消費税込みで690円(えらべる3足)
パジャマ     消費税込みで3,990円(上下セット)
 この価格水準をどう見るかだが、長年愛顧してきた私の受け取り方は二つある。ひとつは「ユニクロ」価格から「GU」「ワークマン」価格への下方移動(中途半端だが)、ひとつは品質相当への価格訂正だ。
 前者はコロナで加速した衣料品のデフレに対応したもので、上は「ユニクロ」、下は「GU」や「しまむら」、ホームセンター衣料に挟まれて中途半端になり、消化が落ちて在庫が積み上がっていたから必然の決断だった。後者は長年、袖を通してきた顧客なら判ると思うが、『わけあって安い』が結構露骨で、品質とりわけ素材が価格相応に貧相だったことへの結論と受け取れる。
 今も毛玉が酷くてワンシーズンで外には着ていけなくなった「無印良品」のウール100%カーディガンを「GAP」のネルシャツ(10年以上持ってます!)に羽織ってこの文を書いているが、他に持っているシャツやパジャマなども素材の質感や耐久性は「ユニクロ」とは比較すべくもない。今回、3,990円に値下げされたパジャマにしても4,990円の旧価格は品質に見合わない割高感があり、3,990円に値下げされたタイミングでしか購入したことがない。
 完成度が高く堅牢でもどこか無機質で中華モードカジュアルっぽい違和感がある「ユニクロ」の衣料品に比べれば、自然素材中心でエシカルな「無印良品」の衣料品には共感するが、何回も着込んで洗濯を繰り返すと劣化は否めず、やはり『わけあって安い』のだと感じてしまう。残念だが、それが「無印良品」衣料品の現実だ。
 『サプライチェーンのどこかをトレードオフするのではなく、原料産地や生産工場に足を運び、生産パートナーと知恵を出し合って価格を改定した』と解説しているが、設定している生産コスト水準自体に限界があるのではないか。「ユニクロ」級と「しまむら」・ホームセンター級では価格相応に素材のランクが違うのは素人目にも明らかで(織りの目付けや耐久性のみならず糸から違う)、「無印良品」の衣料品開発はホームセンター級素材の中での奮闘に見える。
 「無印良品」がそんな隘路を出られないのはサプライチェーンの体制にも原因がある。「ユニクロ」が原料や資材の仕込みを東レなど繊維大手、仕掛り在庫と生産地在庫の管理と物流を複数の商社に分担させているのに対し、良品計画は百%出資のソーシング子会社に担わせており、開発力もコスト抑制力も生産地物流力も在庫負担力も相応の格差がある。「ユニクロ」が垂直分業・同盟型のサプライチェーンであるのに対し、良品計画は水平分業・自己完結型のサプライチェーンだと規定するのは大雑把に過ぎるかも知れないが、両者の明暗を分ける最大の違いであることは間違いない。
 良品計画の値下げは歓迎すべきだが、『わけあって安い』の壁を突き抜けてホームセンター価格へ着地するにも在庫負担を解消するにも、サプライチェーン体制の抜本的な転換が必要だ。それこそが決断すべき最大の経営課題ではないか。

       
小島健輔が絶句
『アパレル業界、いよいよ在庫もブランドも
「大量投げ売り」が始まった…!』

(9月17日の「現代ビジネス」に寄稿しました)
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『アウトドアとオフプライスが氾濫する
「ららぽーと愛知東郷」』

20年9月9日フェイスブックに投稿しました。
ららぽーと愛知東郷

 台風10号が接近した7日の月曜日、14日に開業する「ららぽーと愛知東郷」のプレス内覧会に行って来たが、過剰な時流対応に驚いた。
 「アルペン・アウトドア」(二層4460平米)、「コンプ・アス」(ムラサキスポーツのアウトドア新業態)、「コロンビア」「ノースフェイス&HH」「マーモット」「アウトドアプロダクト」「ワークマン」と総店舗面積6万4000平米の1割近くをアウトドア関連に割いているのは過熱気味で、業種構成のバランスを崩している。
 「アルペン・アウトドア」以外にも「ニトリEXPRESS」「Loft」「TSUTATA」「 コロニー2139」「ABCマートGRANDSTAGE」「H&M」「スポーツDEPO(アルペン)」「アカチャンホンポ」「エディオン」「NAMCO」と1000平米超のサブ核と食品スーパーの「平和堂」に店舗面積の43%以上を割いており、6万3900平米に201店(単純平均で318平米)ではAEONSTYLEが過大な面積を占めて専門店テナントのバラエティが制約されるイオンモールに対するアドバンテージが損なわれる。家賃が安い大型店が大きな面積を占めては一般専門店テナントの家賃が割高になったのではと心配にもなる。
 これほど大型店とアウトドアに偏っては業種・業態の欠落は避けられず、足元占拠率が不安定になり、地元のサントムーン柿田川に圧される沼津の二の舞も危ぶまれる。
 もうひとつ、サプライズだったのがワールドが自社ブランド処分アウトレットの「NEXTDOOR」を600平米級で2Fのメイン区画(トミーヒルフィガー隣)に出店していたこと。「アンタイトル」や「インディヴィ」など百貨店ブランドの昨シーズン品を6〜7割引で叩き売っていたのには正直、驚いた。「コーチ」や「ラルフローレン」も出店しているアップスケールなSCなんだから、違和感がすごかった。
 ワールドも在庫を抱えて背に腹は変えられないのかも知れないが、名古屋の都心百貨店は激怒しているに違いない。三井さんもよく許したものだ。「NEXTDOOR」と名付けても内装も陳列もオフプライスストアの「アンドブリッジ」で、ワールドにとっては一体の戦略なのだろう。
 コロナ危機を引きずって、持ち越し在庫を半額ほどで叩き売るアパレルテナントも幾つか目に付いたから、郊外大型SCの価格感覚もホームセンターに近づいているのかも知れない。
 「ららぽーと愛知東郷」は様々な意味でコロナ後のSCのあり方を考えさせられる施設だから、是非とも自分の目で見て実感してもらいたい。

       
『壁に当たった都心型ブランドとファッションシステム』

9月2日のWWD JAPAN.comに寄稿しました
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 コロナ禍の長期休業が明けた6月はセールの前倒しと定額給付金効果で回復したアパレル消費も7月は一転して冷え込み、商品の性格や価格帯、店舗の立地で明暗が際立っている。明暗を分ける要素は何か、それは秋冬以降も続くのか、ファッションビジネスはどう変わるべきか・・・・

 ■都心と地方や郊外の効率格差が急激に縮まった
 ■衣料消費は都心集中から生活圏へ分散
 ■ライフスタイルもファッションも変わる
 ■価格の常識もコストも急速にデフレしていく
 ■「多産多死のインフレ・ファッションシステム」から「需給一致のデフレ・サステナブルシステム」へ

詳しくはこちらから。

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S P A C ラ ス ト サ マ ー コ ン ベ ン シ ョ ン 
 御 報 告

 『ファッションビジネスの未来を問う』と題して8月29日に開催した第379回SPAC“ラストサマーコンベンション”では、200名を超えるメンバー企業トップ/幹部の皆様が参集して小島渾身の“最終提言”に耳を傾けました。続いての特別講演では株式会社ワールド代表取締役社長執行役員 上山健二様に変貌していく環境をリードする経営革新を、株式会社ユナイテッドアローズ名誉会長 重松理様に小売業の本質に立ち返る経営理念などリアリティ溢れるお話を頂きました。
 また、コンベンション後の懇親パーティでは株式会社オンワードホールディングス名誉会長 廣内武様、株式会社ファイブフォックス代表取締役社長 上田稔夫様、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼CEO 増田宗昭様にご挨拶を頂戴し、小島の旧友も多数駆けつけて盛況なパーティとなりました。

S P A C 研 究 会
事務局長 小島 健輔

第379回SPAC研究会
LAST SUMMER CONVENTION
UAワールド様400

 
オンワCCC様400

会社概要

当サイト運営 流通・ファッションビジネスコンサルタント会社

株式会社小島ファッションマーケティングの概要

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 数字だけでなくリアルな現場検証を重ねて実務を体系的に革新する一方、中長期の環境変化に対応するドメイン戦略と収益構造を展望し、マーケットと調達背景を繋いで新たな市場と高収益体質を獲得するビジネスモデルを創造していく、それが私達“ビジネス・エンジニア”の使命です。その原点は顧客と現場の実態に立脚した実証主義であり、決して仮説やイデオロギーに流されることはありません。どんなPDCAプラットフォームにも成功体験にも連作障害と賞味期限が避けられないという現実を直視し、マーケット/競争環境/調達背景の三面を睨んで環境変化に対応する業務プロセスとビジネスモデルの革新を適時に提案して行きます。
 売場の営業的再構築指導や商品計画・調達の実務指導といったオンタイムな業務から、先を見た出店戦略や調達〜ロジスティクス体制再構築、中長期の環境変化に適応するビジネスモデル設計や業態開発まで、MD/VMDのみならずオムニチャネルなリテイル・オペレーションやロジスティックス、組織、財務まで、クライアントの規模や経営状態、マネジメント風土など実情を直視して柔軟かつ体系的にサポートします。

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