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流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の最新情報

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『百貨店衣料品とユニクロに見るシーズンMDの変化
アフターコロナの新常態にMDとサプライはどう対応すべきか』

本日(21年1月20日)の繊研新聞に私の寄稿が掲載されました。
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『夢と希望より最低限のエッセンシャル』

Facebook(2021年1月19日投稿)

そごう・西武の年頭メッセージ広告『百貨店が売っていたのは、希望でした』が一部で共感を呼び、『こんな時だからこそ、夢を売る』というアパレルもあるが、売上という結果で評価されたのは『エッセンシャル(生活必需)』なユニクロや無印、ワークマンやしまむら、西松屋チェーンだった。夢や希望より現実の生活維持が求められるご時世は“夜明け前”より暗いのかも知れない。
太平洋戦争敗戦後、焦土から夢と希望に溢れんばかりの復興期が続いたが(「東京ブギウギ」や「青い山脈」が耳に残ります)、東日本大震災後の復興は外から夢と希望と援助を受けても当事者の生活の再建には遠く、ましてや日本全国どころか世界が被ったコロナ禍では外からの夢と希望も期待できず(ワクチン開発ぐらいでしょうか)、行動が抑圧され生計と生命が脅かされる日々がいつ終わるのかも見えません。
終わりが見えるどころか感染が広がり続け次々と感染力の強い変異種も現れ、ミスマッチな医療崩壊で死ななくていい人まで死んでいき、営業活動も再び規制されて経済も再失速し、雇用も崩れて生計が成り立たなくなる人が溢れ、これから良くなる“夜明け前”や“復興”じゃなく“どん底”あるいはより悪くなる“転落”局面と感じる人も多くなって来たのではないでしょうか。
ひとえに行政の無知・無能・保身が招いたこととは言え、ネットに煽られて現代金権ポピュリズム民主主義の安っぽいメカニズムが露呈したのは米国の方がはるかに酷かった。ネットが情報を支配する今日、自分で確かめもせず情報の波に乗る軽率な習慣がどれほど危険か、トランプ政権とコロナ禍という人類共通の悪夢を人類は第二次世界大戦とともに忘れるべきではない。
そんな“希望”のない世相ゆえ、『百貨店が売っていたのは、希望でした』という希望を失った百貨店事業者の切ない独白が似たような境遇の多くの方々の共感を得たのかも知れません。私の受け止め方を皮肉と取るのではなく、これほど“希望”のない世相では“切ない敗者共感”を訴えるキャンペーン手法も有効だと取るべきでしょう。
それはともかく、生計と生命の維持が脅かされる事態の終わりが見えない以上、夢や希望どころではない人々が少なからず、それも日々確実に増えています。夢や希望やお洒落や贅沢より、まず餓えを癒し寒さをしのぐ寝ぐらのある最低限のエッセンシャルな生活を守らねばなりません。そんなセフティーネットこそ、企業に求められる真摯なサスティナビリティだと思います。今時、高邁なサスティナブルキャンペーンに冗費を割く余裕があるのなら、まずは販売労働者など非正規雇用の切り捨てを控えるべきではありませんか。
2015国連サミットSDGsの17の目標も1)貧困をなくそう、2)飢餓をゼロに、3)全ての人に健康と福祉を、4)質の高い教育をみんなに、5)ジェンダー平等を実現しょう、6)安全な水とトイレを世界中に、までがこの順にエッセンシャルな目標であり、7)エネルギーをみんなに そしてクリーンに、ばかりが強調される企業広告などを見ると今時、ポピュリズムな特権感覚に怒りさえ覚えます(脱化石燃料・原子力依存でしかない)。企業にそんな余裕があるのなら、まずは自社の雇用する人々と顧客、取引する下請け企業など目の前の事情が掴める人々に1)2)から順に微力でも尽くすべきではありませんか。夢よりも希望よりも高邁な大義よりも、今は最低限のエッセンシャルな生活を支える時なのです。

            
『「本もの」か「怪しいもの」か 五感で嗅ぎ分けよう』

Facebook(2021年1月13日投稿)

 裏付けのない情報が間接的に流布・増殖されていくネット伝言ゲームに誰もが騙される今日だが、一番確かなのは自分の五感(六感もある)で直接確かめることだ。ECやSNSが全盛でも、誤らない判断には自分で裏を取ることが不可欠だし、失敗しない買い物は店頭やショールームで五感で確かめるのが一番だ。
 逐一、物性検査など出来ないから、見て、持って、触って、さらには匂いを嗅いだり、音を聞き、ついには試着したり味見して自分の躰に聞く。
 衣料品や靴、鞄の場合、見た目の印象より持って見て重かったり、触ってみて粗野だったりしては「怪しい」。衣料品は着てみて軽やかで着心地がよく、身動きしても窮屈でなく崩れもしないのが良い。カシミヤ混のコートやセルビッチデニムのジーンズなど、着てみれば歴然と価値が分かる。
 食品は?と思ったら匂いを嗅ぐのが早いし、中身が見えない西瓜などは叩いてみると分かる。実はインテリア製品も「叩いて分かる」部類で、いかにも高級そうに見えても叩けば空洞になっている「フラッシュ(突板)構造」製品に騙されてはいけない。無垢に見えても木枠にベニヤ板を張って表面材やプリントシールを貼っただけという「怪しい」商品は叩けば実態が露呈する。モノにこだわるセレクトショップやブランドショップの内装家具も、ちょっとコンコンとやると突板構造だと知れることがあるが、そんなショップで売っている商品も「怪しい」のかもと疑ってしまう。
 五感と躰は使わないと錆びついて感度が落ちていく。何もかもネットで済ますのではなく、たまには野や街に出て五感を研ぎ澄ませてみませんか。

           
『外資アパレルの撤退ラッシュが再燃する』

WWD.Japan.com 小島健輔リポート45

(21年1月13日掲載)
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『コンビニ業界、「駅前でも客が来ない店」と
「裏通りでも売れまくる店」の決定的な差
「棚割」に秘訣と秘密があるんです』

21年1月9日の現代ビジネスに掲載されました。
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■ABC分析による売れ筋集中の弊害
■「圧縮陳列」と「ディスカウントストア」
■陳列量と補充頻度の相克
■「先入れ先出し」と「前出し」
■賞味期限管理のいたちごっこ
■コンビニの未来
詳しくはこちらから。

       
『2021年は原点回帰の再生と新創業』

WWD.Japan.com 小島健輔リポート44(21年1月6日掲載)

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『アパレル店舗もこの機会に夜間営業を短縮しよう!!』

Facebook(2021年1月4日投稿)

 
 緊急事態宣言が発令されたら飲食店だけでなく物販店も休業になるの?それとも営業時間短縮で済むの?商業施設の腹積りはどうなの?
 どうせなら、この機会に商業施設デベ各社に「時短」を決断してもらいたい。もとより夜間営業が必要な飲食店や早朝営業が必要な食品スーパーとは営業時間が違うのに、夜間営業のメリットのない物販店にどうして9時10時まで営業を強制するのか。
 00年6月の大店立地法施行で営業時間が延刻されて以降、二交代制を余儀なくされて保守人時が肥大し、売上は増えないのに人件費だけ増え、スキルの怪しい素人まで雇って販売と店舗運営の質が落ち、店舗が端末化してPOS依存の値引き販売に流れ、ECへ消費が流れる遠因となった感がある。
 ECと店舗を上手に使い分ける購買慣習が定着した今日、経費倒れになってまで店舗が夜間営業する意味はもはやない。コロナで飲食店に夜間営業の短縮が求められる今、夜間の人出が急減するのだから、アパレル店も夜間営業を短縮してはどうか。これを機会に商業施設デベも百害あって一理ない夜間営業を短縮する決断をしてもらいたい。
 これ以上、家賃の軽減要求や撤退が広がってはデベもやっていけなくなる。かつてない厄災で皆が苦しむ中、面子や建前や過去の事情などにこだわっている時ではあるまい。店子と一蓮托生の大家なら腹を括るべきではないか。

       
『女子高生「制服ビジネス」、
なぜかユニクロも“参入”できない「知られざる深層」』

21年1月4日の現代ビジネスに掲載されました。

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■「JK」が制服を着崩すワケ
■制服ビジネスの「肝」
■ユニクロが「撤退」した背景
■JK制服のウェアリングとローカル対応に学ぶ
■“着崩し世代”の欧米トレンドへの違和感
詳しくはこちらから。

         
『ショッピングモールの「闇」…
じつは店によって「家賃」が何倍も違っていた!?』

20年12月24日の現代ビジネスに掲載されました。
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 アパレル業界や流通業界には不思議がいっぱいだが、消費者を煙に巻くばかりか業界の当事者たちも煙に巻かれて振り回されていることも少なくない。その最たるものがショッピングモールの家賃だろう・・・・
■借り手によって何倍も違う「家賃実態」
■「目玉テナント」は半分、三分の一、四分の一…
■空き区画が急増するリスク
■家賃条件が公開される仲介流通へ
詳しくはこちらから。

       
『2021年はアパレル復興の年となるのか
「13のレス」と「5つの施策」』

WWD 小島健輔リポート43(20年12月23日掲載)
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 オリンピックとインバウンド期待から一転してコロナが世界を襲って鎖国状態となり、アパレル業界は壊滅的な打撃を受けた2020年だったが、ようやくワクチン接種も始まる2021年はアパレル復興の年となるのだろうか・・・・
■2020年は清算と破局の年だった
■2021年の13の「レス」
■アパレル再生の2021年にやるべきこと
詳しくはこちらから。

          
『ショッピングモールの闇を照らす
家賃条件の不合理と不公平をどう是正するか』

20年12月21日の繊研新聞に掲載されました。
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■一般商業ビルの家賃は合理性のある「市場価格」
■格差が大きいショッピングモールの家賃
■リーシング手順と縦割り組織による不合理と不公平
■ディベロッパーのマーチャンダイジングが格差を拡大
■求められる家賃条件の透明化と出店者保護 

         
『アパレルの終焉と再生』(朝日新書)
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 私が長年に渡り追求して来たアパレルビジネスを総括して再生を問う本がようやく出版されました。コロナ禍での生き残りドキュメントに始まり、裏付けデータ図表も揃えて痛恨の堕落を総括し、日米の最新事例から再生のシナリオを提ずる229ページの力作です。来週末には書店にも並びますが、アマゾンなどで予約購入も始まっています。本体790円+税とお手頃な新書判ですので、是非ともお買い求めください。

詳しくはこちらから。

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S P A C ラ ス ト サ マ ー コ ン ベ ン シ ョ ン 
 御 報 告

 『ファッションビジネスの未来を問う』と題して8月29日に開催した第379回SPAC“ラストサマーコンベンション”では、200名を超えるメンバー企業トップ/幹部の皆様が参集して小島渾身の“最終提言”に耳を傾けました。続いての特別講演では株式会社ワールド代表取締役社長執行役員 上山健二様に変貌していく環境をリードする経営革新を、株式会社ユナイテッドアローズ名誉会長 重松理様に小売業の本質に立ち返る経営理念などリアリティ溢れるお話を頂きました。
 また、コンベンション後の懇親パーティでは株式会社オンワードホールディングス名誉会長 廣内武様、株式会社ファイブフォックス代表取締役社長 上田稔夫様、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼CEO 増田宗昭様にご挨拶を頂戴し、小島の旧友も多数駆けつけて盛況なパーティとなりました。

S P A C 研 究 会
事務局長 小島 健輔

第379回SPAC研究会
LAST SUMMER CONVENTION
UAワールド様400

 
オンワCCC様400

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 数字だけでなくリアルな現場検証を重ねて実務を体系的に革新する一方、中長期の環境変化に対応するドメイン戦略と収益構造を展望し、マーケットと調達背景を繋いで新たな市場と高収益体質を獲得するビジネスモデルを創造していく、それが私達“ビジネス・エンジニア”の使命です。その原点は顧客と現場の実態に立脚した実証主義であり、決して仮説やイデオロギーに流されることはありません。どんなPDCAプラットフォームにも成功体験にも連作障害と賞味期限が避けられないという現実を直視し、マーケット/競争環境/調達背景の三面を睨んで環境変化に対応する業務プロセスとビジネスモデルの革新を適時に提案して行きます。
 売場の営業的再構築指導や商品計画・調達の実務指導といったオンタイムな業務から、先を見た出店戦略や調達〜ロジスティクス体制再構築、中長期の環境変化に適応するビジネスモデル設計や業態開発まで、MD/VMDのみならずオムニチャネルなリテイル・オペレーションやロジスティックス、組織、財務まで、クライアントの規模や経営状態、マネジメント風土など実情を直視して柔軟かつ体系的にサポートします。

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