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メンズ担当コーディネーターを募集します。

新FCN-72

流通・ファッションビジネスコンサルタント
株式会社 小島ファッションマーケティング
代表者:小島 健輔(こじま けんすけ)
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流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の最新情報

NEW!!

商業界オンラインに寄稿しました!

ECと館の“経済圏”戦争が始まる

『せめぎ合うプラットフォーム戦略』

新著

 ECのみならずその経済圏が加速度的に膨張して店舗流通の経済圏まで浸食する中、店舗流通の経済圏を支配して来た「館型プラットフォーマー」たる商業施設デベや百貨店のプラットフォーム戦略が問われている。このまま“やられっ放し”でよい訳がない。
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顧客から目を離すな!

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 来春夏の素材展も4月のプレ展に始まって6月の実需展と大手商社の総合展で一巡したが、今シーズンの特筆点はプレ展と実需展で方向が一変した事、欧米トレンドとローカルトレンドが極端に擦れ違った事だ。
 4月のプレ展では有力テキスタイルコンバーターは合繊系機能素材に注力して麻系ナチュラル素材、キュプラやレーヨンなど人絹素材は限られ、既にマーケットの変調に気づいていたアパレル筋からの不評を買っていたが、6月の実需展では一転して麻素材や麻風合いの合繊混素材、微光沢感や透け感のある人絹素材が出揃っていた。その2ヶ月間に麻素材の需給が逼迫して価格が高騰したという“おまけ”まで付いたほどの急転回だった。
 そんな急転回が生じたのも、テキスタイル業界が欧米トレンド情報に偏って国内ローカルトレンドの変化を見落としたからだ。にもかかわらず、6月の商社総合展でも欧米トレンドが恭しく紹介されていた。『なんでそんな外れた情報に依存するの?』と聞いた所、顧客のアパレルやSPAがメジャーな情報として知りたがるからと答えていた。
 確かに半年以上も前に意思決定して大量発注するならメジャーな権威のある欧米トレンドオフィスの情報に頼らざるを得ないのかも知れないが、それでは皆が同じような商品を大量発注して過剰供給になってしまうし、顧客と擦れ違えば残品の山を築いてしまう。もう少し引き付けて顧客のローカルトレンドを掴み、せいぜい3〜4ヶ月の生産期間で調達すれば大外しすることは避けられるのではないか。
 大量残品の要因は発注時と販売時の時差によるトレンド変化と需給変化、ゼネラルな欧米トレンドと自社顧客のローカルトレンドとのギャップだから、この差を極小化すれば大失敗は避けられる。ならば刻々と変化する顧客のローカルトレンドから目を離さず、リー&フォン社のサプライチェーン革命のように開発〜生産時差を極力短縮するべきだ。
 同質化と過剰供給の源泉たる欧米トレンドなどに依存せず、自分の顧客と周囲の顧客のローカルな嗜好変化を刻々と追い続けることこそトレンド掌握の本道ではないか。そんなスタンスに徹する当社の「MDディレクション」(レディス/メンズ)は19SS版を製作中だが、すでに99%固まって素材の当て込みを進めるばかりだ。
 顧客のローカルなスタイリング変化を見落とさなければ来シーズンのトレンドは容易に掴めるし、開発時差を圧縮すれば需給のギャップも最小化できる。70年代の国内生産垂直分業時代には、そんなプロセスが成り立っていたからギョーカイの最終消化率は99%に近かった(17年は48%)。主導権はとっくに欧米トレンドやギョーカイではなくローカルな顧客に移っているのに、どうして現実を見ようとしないのだろうか。

アパログ 2018/06/18更新
     
        

商業界オンラインに寄稿しました!

『ストック室は店の魔窟だ』

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売場は小奇麗に維持されていても、後方ストックはとんでもない無法地帯だったりする。綺麗にお化粧した売場とは裏腹に在庫やパッキンが階段室まで溢れる様は、所轄消防署にご注進したくなるほどだ。百貨店に限らず、後方ストックには店舗運営の質も規律も露呈する。・・・・・
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「いなたい」がいいね!

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 昨日の繊研新聞の隅っこのコラム「め・て・みみ」(一面最下段)に珍しく腹に落ちる一文が書かれていた。カジュアル系セレクト分野(恐らくメンズ)のクリエーターやバイヤーが近頃やたら「いなたい」と言い出しているとの事。
 「いなたい」はもともと「田舎くさい」の略とも言われ、「垢抜けない」「ダサい」の意で関西方面でよく使われる方言とされる。それがミュージシャンの間で「泥いが抜け感がある」「へたうま」といった意味で使われるようになったそうだ。
 繊研のコラムでは『ストレートな格好良さを格好悪いと感じる人が多くなっているのかも』と結んでいたが、この指摘はファッションマーケットの時流反転を控え目ながら適確に現している。

 戦後、わが国のファッションマーケットは長く欧米トレンドの占領下にあって、時代とシーンで米国を向いたり欧州を向いたり、その反動か東京発信を叫んでみたりと途上意識剥き出しで、結局、洋服文化では日本は追従者という地位を抜けられないで来た。近年も欧米のファストSPAが怒濤のように進出拡大して一時はファストファッション市場を占領するかと思われたが、17年春先から潮流が変り始めて外資SPAが次々と失速。17年秋冬ではZARAまで失速して総崩れとなり、18年春夏では一段と落ち込んで店舗整理や撤退が囁かれている。

 ネットやファッション誌で見る欧米ランウェイシーンのモデルの着こなしはジャストサイズに“着られる”だけで着こなし着崩しの妙がなく、はっきり言って芸のないお人形にしか見えない。生きて生活しているパーソナリティがまったく感じられないのだ。それに較べれば、渋谷や原宿の裏通り、湘南や城南の街角に見る人々にはそれぞれ自然な着こなし着崩しがあり、活き活きとした生活感があって“抜け”ている。欧米トレンドに着られない、ギョーカイのりに格好つけない「いなたさ」は爽やかにさえ感じられる。
 日本市場は急速にローカル化・テロワール化しており、欧米トレンドのりやギョーカイのりは変に格好つけた「いちびり」や「いきり」にしか見えなくなっている。未だ古典的な「ファッションシステム」の幻想を追うギョーカイはそんな現実に気付いているのだろうか。 

アパログ 2018/06/13更新
        
       

商業界オンラインに寄稿しました!

『百貨店の天に唾する愚行』

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 百貨店という世界は現代とは思えない化石化した矛盾に満ちているが、何故か時々の“神風”や“棚ぼた”に救われて生き延びてきた。強運というべきか悪運というべきかはともかく、取引アパレルにとっては無理難題を強いてきた“お代官様”に他ならない。以下の4例はそんな無理難題の典型だ。・・・・・

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リー&フォン社のサプライチェーン革命に注目!

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 6月11日付けのWWDジャパンは米「WWD」によるリー&フォン社スペンサー・フォンCEOへのインタビュー記事『デジタル化による“破壊のススメ”』を1.5ページに渡って掲載していたが、その内容は見出し以上に“革命的”なものだった。
 リー&フォン社のサプライチェーン革命は既に散発的に紹介されているが、CEO本人による具体的かつ包括的な解説で多くの読者は『何が起こっているのか、これから何が変るのか』を敏感に察知されたに違いない。第三者でなく当事者の発言ゆえ、“革命”が世界のアパレル業界を一気に変えて行くと予感された方も少なくなかったのではないか。
 リー&フォン社のサプライチェーン革命はIoTなデジタル化によってアパレルの生産スピードを倍速・4倍速・8倍速と加速度的に速めようとするもので、まずは仕様書〜サンプル確定の前工程のデジタル化だけで劇的な短縮が実現すると報告していた。
 何度か紹介したオンワードの「カシヤマ・ザ・スマートテーラー」のケースでも、採寸〜マーキングのデジタルCAD化を軸にイージーオーダースーツの納期を1週間に短縮して(セル生産に移行すればさらに1〜2日速くなるはずだ)既製スーツとEOスーツの販売比率を劇的に変えつつある。消費者にとっては紳士既製服を修理加工すれば一週間ほどかかって加工料も加わるし、アパレルメーカーにとっては生産期間が半年以上もかかって在庫回転も年二回程度に留まるから、ハイスピードEOスーツは既製スーツを駆逐しかねない勢いで拡大している。
 スペンサー・フォン氏も『何ヶ月もかけて生産している間に次々とSNSなどで紹介される新たなトレンドに興味が移りマーケットは冷めてしまう』(私の意訳)と指摘しているが、今日の世界的なアパレルの過剰供給は水平分業(SPA)による需給調整機能の欠如、長い生産期間と速いマーケット変化のギャップが主要因と思われる。生産期間がIoTなどデジタル革新によって劇的に短縮されれば需給ギャップが圧縮され、アパレル流通の非効率性も少なからず解消されると期待される。
 リー&フォンのサプライチェーン革命はまだ始まったばかりで、クライアントアパレルに理解が浸透する時間を要するし、生産工程や物流プロセスまで再編するのはこれからだが、この革命劇は間違いなく世界のアパレル・サプライチェーンを一変させて行く。この奔流に乗り遅れれば大手商社やグローバルSPAと言えども時代に取り残され化石となる運命を免れない。過去の慣習に囚われず変化の現実を直視するべきだろう。

アパログ 2018/06/11更新
        
        

ホンモノは解るんだけど・・・

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 某大手セレクトの秋冬プレビューを覗いて来たが、トレンドを外さずフィットも今風で、“ホンモノ”志向のしっかりとした素材を使って・・・・と言うとベタ誉めみたいに聞こえるかも知れないが、??と思うところも多かった。
 まずはトレンドがストライクゾーン真ん中だけでバラエティがなくリミックスの妙を欠いていた事、もうひとつは“ホンモノ”志向の素材が重くて着心地がしんどそうだった事、が引っかかった。ブランドではなくセレクトショップなのだから、コントラストを効かせるサブトレンドを上手くリミックスして欲しいし、“ホンモノ”も良いけれどイージーケアや軽い着心地など使い勝手も不可欠だ。
 この大手セレクトは年々、企画がブランドメーカー的になってセレクトショップとしてのバラエティやリミックスが細り、ものづくりに入れ込む分、売場での編集提案や顧客側の着こなしを引き出す面白みが薄れていくのを残念に思っている。オリジナルが大半を占めるとは言え、ブランドショップではなくセレクトショップなのだから、作る側で完結させてしまうのではなく売場と顧客の創造余地を残すべきではないのか。
 作る側の論理を店と顧客に押し付けてはセレクトショップの魅力は失われてしまう。ブランドのような平板なMDにせずリミックスの効く立体的なMDを組んで売場や顧客の編集創造意欲を惹き出し、素材やパターンにも着崩せる軽さや余裕を配慮して欲しい。
 “ホンモノ”追求は解るんだけど、作る側と売る側と着る側の関係は、もうそんな時代ではないと思う。SNS的情報民主化もあって作る側と着る側のギャップが無くなり、古典的な“ファッションシステム”が崩れてセレクトショップがメジャーになったのに、自らを押し上げた潮流に逆行するかのように“ファッションシステム”に擦り寄り、顧客や売場との乖離を開くのは本末転倒に思えるのだが・・・・。

アパログ 2018/06/08更新

流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の論文

      
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公開セミナー

春期公開セミナーは終了致しました。


SPAC

SPACとは小島健輔が主催する業界唯一の実務情報交流型経営研究会です。 

第365回 SPAC研究会の御案内

 ECと店舗が販売の両輪となる中、ES(ECとStore)一体の顧客利便と販売支援、店舗運営の効率化が問われています。顧客と在庫のES一元化を果たせばショールーミングとウェブルーミングは表裏一体となって利便を高め販売を支援する一方、EC品の店受け取りやお試し、店出荷など店舗運営には新たな負荷がかかって来ます。店舗要員の採用逼迫と時給高騰も加わり、業務の効率化と精算のセルフ化/自動化、キャッシュレス化と決済手数料負担の軽減も急がれます。
 今回のSPAC研究会はそんな認識に立ち、「ES一体の店舗運営効率化総研究」をテーマに接客販売と精算のフロントヤード業務、陳列や在庫管理のバックヤード業務をゼロから見直して再構築を提じたいと存じます。アンケート分析と関連動向検証に基づく報告と提言に続いて株式会社アダストリアの伊井 照様、株式会社シップスの貝嶋 純也様、株式会社キャンの阿部 和則様にご登壇頂き、店舗運営の課題と解決策をお話頂きます。

2018年6月吉日
S P A C 研 究 会
事務局長 小島 健輔

第365回SPAC研究会
———-テーマ———-
『ES一体の店舗運営効率化総研究』
———-日 時———-
6月28日(木)PM1:30〜4:50
———-会 場———-
原宿東郷記念館 3F オランジェール


入会のご案内

 ブランディングとマーチャンダイジング&リテイリングの技術革新を目指すファッションビジネスまたは関連ビジネスで、事務局が適切と認めた企業が参加できます。企業または事業部単位に加盟し、代表者ないし実務トップ/上級戦略スタッフ1名をクラブメンバーとして登録します。クラブメンバーはクラブの運営に積極的に参加するとともに、毎月のテーマに応じて社内の適者を選定してビジターとして例会に同伴します(選択的参加も可)。

最新マーケットトレンド

2018年05月末の店頭からゾーン別注目ルックの

一部をご紹介。NEW!!

※SPACレポートでは毎月レディス9ゾーン/33〜35体、メンズ6ゾーン/約17〜19体、計50体以上のスタイリングをウェアリング/カラー/ディティール/アイテム別MD展開などの解説と共にビジュアルで報告しています。

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詳しくはこちらから

会社概要

当サイト運営 流通・ファッションビジネスコンサルタント会社

株式会社小島ファッションマーケティングの概要

KFM

 数字だけでなくリアルな現場検証を重ねて実務を体系的に革新する一方、中長期の環境変化に対応するドメイン戦略と収益構造を展望し、マーケットと調達背景を繋いで新たな市場と高収益体質を獲得するビジネスモデルを創造していく、それが私達“ビジネス・エンジニア”の使命です。その原点は顧客と現場の実態に立脚した実証主義であり、決して仮説やイデオロギーに流されることはありません。どんなPDCAプラットフォームにも成功体験にも連作障害と賞味期限が避けられないという現実を直視し、マーケット/競争環境/調達背景の三面を睨んで環境変化に対応する業務プロセスとビジネスモデルの革新を適時に提案して行きます。
 売場の営業的再構築指導や商品計画・調達の実務指導といったオンタイムな業務から、先を見た出店戦略や調達〜ロジスティクス体制再構築、中長期の環境変化に適応するビジネスモデル設計や業態開発まで、MD/VMDのみならずオムニチャネルなリテイル・オペレーションやロジスティックス、組織、財務まで、クライアントの規模や経営状態、マネジメント風土など実情を直視して柔軟かつ体系的にサポートします。

サービス概要

  • SPAC研究会の運営
  • 店頭クリニック
  • 教育研修
  • 業態再生/新業態開発
  • 商業施設の診断/リモデル企画
  • 新設商業施設の構成企画
  • デューデリジェンス(企業価値評価)

スタッフ募集

■メンズ担当コーディネーターを募集します。

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事務局マネージャー 担当:深野
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