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新FCN-72

流通・ファッションビジネスコンサルタント
株式会社 小島ファッションマーケティング
代表者:小島 健輔(こじま けんすけ)
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流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔のブログ

小島健輔の言いたい放題

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伊勢丹新宿本店の‘怪’

 日本一の売上を誇る伊勢丹新宿本店には外部からは??と訝られる‘怪’が幾つも白昼夜行するが、中でも最大の‘怪異’と言うべきは地下二階の存在だろう。混雑と行列で歩くのも辛くなる地下一階の食品フロアからエスカレーターで地下二階へ降りると、そこは混雑とは無縁の別世界が広がる。
 地下が二層ある今日の百貨店なら食品を二層展開するのが需給の現実に見合っていると思うが、これまで「ファッションの伊勢丹」の面子にかけて「BPQC」や「イセタンガール」などファッション関連を試行錯誤し、2012年9月のリモデル以降はナチュラルコスメやヒーリング関連、サプリメントや健康食品、カフェやスパサービスを提供する「ビューティ・アポセカリー」のフロアになっている。そのコンセプト自体は先見性を評価したいが、食品フロアの下に化粧品という‘タブー’の組み合わせを配する合理性があるとは思えない。素直に食品フロアを二層(正確には1.3層強)にすればバラエティを拡充出来るし、顧客に苦痛を強いて来た混雑も多少は解消されるのではないか。それがどれほどの売上増をもたらすか、地下一階と地下二階の販売効率差を知る当事者には自明のはずだ。
 伊勢丹新宿本店の‘怪’はそれだけに止まらない。一階の化粧品売場は今時の都心百貨店としては異例に狭く、インバウンドで盛り上がる他百貨店に猛追され、化粧品売上日本一の座も阪急うめだ本店に奪われたと伝え聞く。2~4Fの三フロアを婦人ファッションが占めるため、婦人雑貨、アクセサリー&ジュエリー、ハンドバッグまで1Fに犇めき、化粧品を拡げる余地がないのだ。
 販売効率や売上伸び率を考えればナチュラルコスメも加えて1Fの化粧品を拡大し、サプリメントやスパサービスは5Fか6Fに、12年11月のリモデルで1Fに在った婦人靴を2Fに上げたように婦人雑貨は婦人服フロアに組み込んでもよいのではないか。さすれば服ばかりが並んで抑揚を欠く2~4FのVMDにもメリハリが付いて目線も通るようになるはずだ。
 見てくればかり気にする昔ながらのVMDも‘怪’のひとつで、消化仕入れのせいか販売の基本であるフェイシング管理も励行されず、最初から欠品だらけの陳列ゆえに接客中に煩雑にストック探しに走って顧客を待たせる悪しき慣習も改められる気配はない。せっかく社長も替わったのだから、様々の‘怪異’も改められると期待するのは初心に過ぎるだろうか。

アパログ2017/11/22 11:41更新

 

流通・ファッションビジネスコンサルタント小島健輔の提言

論文

NEW!! 

公開セミナー

 

2017年秋期セミナーは終了致しました。

SPAC

SPACとは小島健輔が主催する業界唯一の実務情報交流型経営研究会です。 

SPAC会場

第358回 SPAC研究会の御案内

 第358回SPAC研究会の内容が決まりましたので御案内致します。
 ECが際限なく拡大し店舗販売が低迷する中、「品揃えと情報の限定」「顧客の労働と時間の負担」というECに較べての負い目を払拭する店舗本位のオムニチャネル体制を確立しない限り、イニシャルコストもランニングコストもECより格段に嵩む店舗はどんどん‘負の資産’に転じて縮小スパイラルが加速してしまいます。加えて深刻化する人手不足が店舗運営のコストを押し上げ運営の質を劣化させ、地域によっては営業継続さえ困難にしてしまいます。
 店舗の物理的な制約を超えて品揃えを拡張しオムニチャネルな顧客利便を高めるにはECのフロントシステムやフルフィルメントを活用するショールーム販売が不可欠で、数年を経ずしてファッション販売の中核となるでしょう。店舗運営を省力化し販売員とスキルの不足を補うには何らかのAI接客システムが不可欠になります。人手不足が深刻化して外国人依存が急進するフードサービス業界では言語の壁をカバーするエントリーシステムが急速に普及していますが、ファッション販売も遠からず大差ない情況になりかねません。 
 店舗販売が抜本的な転換を迫られる中、今回のSPAC月例会は『ショールームストアとAI接客システム総研究』をテーマに開催致します。内外の事例検証に基づく小島の提言に加え、オーマイグラス株式会社 代表取締役社長 清川忠康様、青山商事株式会社 EC事業部長 石矢浩様をお招きしてのパネルにもご期待下さい。
<重要なお知らせ>
本月例会は会場を東郷記念館からアイビーホール(青学会館)へ変更させて頂きました。
御注意下さい。

2017年11月吉日
SPAC/FEF研究会
事務局長  小 島  健 輔 

入会のご案内

 ブランディングとマーチャンダイジング&リテイリングの技術革新を目指すファッションビジネスまたは関連ビジネスで、事務局が適切と認めた企業が参加できます。企業または事業部単位に加盟し、代表者ないし実務トップ/上級戦略スタッフ1名をクラブメンバーとして登録します。クラブメンバーはクラブの運営に積極的に参加するとともに、毎月のテーマに応じて社内の適者を選定してビジターとして例会に同伴します(選択的参加も可)。

最新マーケットトレンド

2017年10月末の店頭からゾーン別注目ルックの

一部をご紹介。

NEW!!

 ※SPACレポートでは毎月レディス16ゾーン/約40〜46体、メンズ13ゾーン/約20〜24体、計70体前後のスタイリングをウェアリング/カラー/ディティール/アイテム別MD展開などの解説と共にビジュアルで提供します。

 

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詳しくはこちらから

会社概要

当サイト運営 流通・ファッションビジネスコンサルタント会社

株式会社小島ファッションマーケティングの概要

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 数字だけでなくリアルな現場検証を重ねて実務を体系的に革新する一方、中長期の環境変化に対応するドメイン戦略と収益構造を展望し、マーケットと調達背景を繋いで新たな市場と高収益体質を獲得するビジネスモデルを創造していく、それが私達“ビジネス・エンジニア”の使命です。その原点は顧客と現場の実態に立脚した実証主義であり、決して仮説やイデオロギーに流されることはありません。どんなPDCAプラットフォームにも成功体験にも連作障害と賞味期限が避けられないという現実を直視し、マーケット/競争環境/調達背景の三面を睨んで環境変化に対応する業務プロセスとビジネスモデルの革新を適時に提案して行きます。
 売場の営業的再構築指導や商品計画・調達の実務指導といったオンタイムな業務から、先を見た出店戦略や調達〜ロジスティクス体制再構築、中長期の環境変化に適応するビジネスモデル設計や業態開発まで、MD/VMDのみならずオムニチャネルなリテイル・オペレーションやロジスティックス、組織、財務まで、クライアントの規模や経営状態、マネジメント風土など実情を直視して柔軟かつ体系的にサポートします。

サービス概要

  • SPAC研究会の運営
  • 店頭クリニック
  • 教育研修
  • 業態再生/新業態開発
  • 商業施設の診断/リモデル企画
  • 新設商業施設の構成企画
  • デューデリジェンス(企業価値評価)

スタッフ募集

MD/バイヤー/商品企画等の経験がある方キャリアアップのチャンスです。
■レディス担当マーケッターを募集しています

お問い合わせ

株式会社小島ファッションマーケティング
事務局マネージャー 担当:深野
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TEL:(03)3403-8233
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