SPAC

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次回研究会の御案内

 

 第341回SPAC研究会の内容が決まりましたので御案内申し上げます。
 ファッション消費が冷え込む中、様々に新業態を開発しても期待するような効率を得られず、コストやロスを転嫁して調達原価率を切り下げれば顧客の離反は避けられず、店舗販売はかつてない壁に当たっています。その一方、ECを起点にネットマーケティングを駆使して急速なブランディングを果たし、店舗もオムニチャネルの一販路と割り切って売上を伸ばす工場直結のファッションベンチャー(「FDOR」と定義したい)が次々と台頭しています。そんな現実を直視するなら、商品やブランドといった‘コンテンツ’と流通・販売方法という‘プラットフォーム’は分けて考えるべきでしょう。
 斬新なオムニチャネル・プラットフォームに乗せて爆発的に市場を創造するFDORのビジネスモデルは8月開催のビッグコンベンションに譲るとして、今回のSPAC研究会は『有望マーケットポジションとパワーコンセプトを探る』をテーマに、店舗販売の混乱の中で見えなくなっている有望マーケット/有望コンセプトを探りたいと思います。
 新ブランドも加えて3,800ブランドを網羅した『16SSブランドツリー』(レディス版/メンズ版)に基づくマーケット構造の解説に加え、WWDジャパンの松下久美様、ファッションジャーナリストの宮田理江様、山中コンサルティングオフィスの山中健様をお招きしてグローバル/ローカル両面の視点からマーケット変化を伺う予定です。メンバーはもちろん商品系、営業系の幹部や事業責任者の御出席をお待ちしております。
 ※「FDOR」・・・・ FactoryDirect Omnichannel Retailer の略で小島の造語です。

S P A C 研 究 会
事務局長 小島 健輔

———-テーマ———-

「有望マーケットポジションとパワーコンセプトを探る」

———-日 時———- 

6月29日(水)PM1:30〜4:20

———-会 場———- 

原宿東郷記念館  3F  オランジェール

  ■カリキュラム

1:30~2:45

「月度マーケット動向報告」
・4月〜5月度 全国ベスト100SC/都内有力百貨店販売動向

「有望マーケットポジションとパワーコンセプトを探る」
・メンバーアンケート分析とマーケットデータ検証
・「16SSブランドツリー」(レディス版/メンズ版)に見る有望ポジションとパワーコンセプト

小島 健輔

2:45~3:00 COFFEE BREAK
3:00~4:20

スペシャリストパネル「グローバル/ローカル両面からマーケット変化を探る」
【パネラー】
WWDジャパン シニアエディター 松下久美様
ファッションジャーナリスト 宮田理江様
山中コンサルティングオフィス 代表 山中健様
【コーディネーター】 小島 健輔

 


 

トピックス

 5月26日に開催した第340回SPAC研究会は『最適消化へのMD&在庫運用総研究』をテーマに、調達手法別の原価率/ロス率/粗利益率/交差比率を検証するとともに年間企画・調達回数と在庫回転の関係、初期配分〜店間移動〜売価変更のプロセス、在庫コントロールの単位と頻度によるロス率と在庫回転の関係など、メンバー企業の実情を検証して具体的な改善手法と数値指標を提示しました。続いて株式会社アダストリア ジーナシス営業部部長の牧野辰彦様、株式会社三陽商会 マッキントッシュ事業部 婦人マッキントッシュフィロソフィーDV.企画グループ企画統括長 羽田野貴紹様、株式会社ユナイテッドアローズ GLR本部商品部部長 渡邉裕也様によるパネンディスカッション『バリューと効率を両立するMD手法を探る』では、マーケットポジションや事業規模など各社事業部の特性を活かしたMD改革を具体的手法と成果を報告頂きました。
 今回のSPACでは、どのような改善手法を行えばロス率や在庫回転がどの程度、改善されるのか、はっきりと数値で現し、メンバー企業に改善の具体的な手法と指標を提示する事が出来ました。また、合わせて集計した「OEM/ODM企業評価ランキング」では素材開発、商品企画、仕様開発、品質管理、納期管理、企画〜調達の速さ、コストの7項目をメンバー企業に評価して頂いた結果、挙げられた全17社中、伊藤忠商事が断トツの首位で日鉄住金物産、瀧定名古屋までがベスト3を占め、以下モリリン、三菱商事ファッション、スタイレムと続く結果となりました。
 毎月のSPACは業界の抱える実務課題を適時に取り上げて明確な方向性と具体的な数値指標を提示し、2月と8月のビッグコンベンションでは中長期的な戦略課題を提示しています。参画企業の方々は社内に参画と有効活用を拡げ、未参画企業の方々は参画検討の一助として頂ければ幸いです。

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SPACとは

02_spac_pc_11SPACとは日本を代表する流通・ファッションビジネスコンサルタント
小島健輔が主催する業界唯一の実務情報交流型経営研究会です。
※ブランドビジネス、SPAチェーンからデベロッパー、百貨店まで80余社が参画しています。 SPACに参画すると

1)出店の失敗が少なくなります。  

新設予定商業施設の売上/販売効率予測はもちろん(適中率±3%という実績)、既存商業施設についても毎年の出店メンバーアンケートで売上水準と好不調を報告しています。加えて立地別の出店条件も20年にわたって毎年、集計しており、最新の動向が掴めます。それはECモールについても同様で、最新の出店条件と好不調を報告しています。

2)商品政策やブランド/業態開発の失敗が避けられます。  

レディス/メンズ/キッズ/服飾雑貨/ランジェリー/コスメティクス/ライフスタイル雑貨等、770ブランドの販売成績が毎月、坪効率×前年比マップとブランドツリー分類で報告されます。 レディス/メンズのタイプ別最新スタイリング動向と売れ筋動向が毎月、50体以上のカラーイラストで報告され、テイスト/ルック/アイテム/ディティール/素材/カラーの消長が手に取る様に掴めます。

3)技術革新をアップデイト出来ます。  

MD、VMD、ロジスティクス、店舗運営、出店,EC等、最新の実務技術と実務指標が月例研究会で報告され、年間で各分野を一巡してアップデイト出来るよう組まれていますから、業界の技術革新に遅れる事がありません。

4)注目企業トップや第一線担当者の本音が聞けます。  

SPACは最新の情報を交流して研鑽を競う研究会ですから、ビッグコンベンションや月例会のパネルに参加されるトップや第一線担当者も本音でズバリ発言されます。他では決して聞けない経営哲学や最前線の情報を学ぶ事が出来ます。

5)業界各分野のエグゼクティブと交流・情報交換出来ます。  

SPACにはブランドアパレル、SPAチェーンはもちろん、デベロッパーや百貨店、テキスタイラーやODM商社、EC関連企業まで参画しています。月例の研究会や年に2回のビッグコンベンションの交流パーティでネットワークを拡げて下さい。

6)当社主催の公開セミナーにメンバー割引料金で参加出来ます。  セミナーで異なりますが、ほぼ20%OFFになります

リーズナブル  これだけの実務情報サービスが正メンバーは年会費120万円/ジュニアメンバーは年会費60万円で得られるのです。正メンバーは毎回4人まで、ジュニアメンバーは2人まで研究会に参加出来ます。  

※他に入会金20万円、別途消費税が必要です。ジュニアメンバー制度は小規模な企業に適用されます。

SPACメンバー一覧

入会案内

参加メンバー  

ブランディングとマーチャンダイジング&リテイリングの技術革新を目指すファッションビジネスまたは関連ビジネスで、事務局が適切と認めた企業が参加できます。  

企業または事業部単位に加盟し、代表者ないし実務トップ/上級戦略スタッフ1名をクラブメンバーとして登録します。クラブメンバーはクラブの運営に積極的に参加するとともに、毎月のテーマに応じて社内の適者を選定してビジターとして例会に同伴します(選択的参加も可)。 研究会  

原則として毎月下旬の午後1:30〜4:30、東京都内の定められた会場にて以下の2項目からなるレポートを配付して研究会を行います。   

1)毎月の最新販売状況とゾーン/タイプ別スタイリング動向の報告   

2)月度研究テーマの報告 ※メンバーや外部講師のレクチャー又はパネルディスカッションが加わる事もあります。 ※研究課題は半期毎のメンバーアンケートに基づき、重要性の高い課題から選定されます。  

年間7回はこの形式で行ない、8月、1月は中長期の戦略や業界ビジョンをテーマに注目企業トップなどをゲスト講師に招いてビッグコンベンションを開催します。7月、12月、2月は休講月として1)に限定したレポートを送付します。

クラブメンバーの協力事項

1,事務局とメンバー企業の窓口として、毎回の研究テーマに関するアンケート回答、研究会参加ビジター の選定と同伴をお願いします。

2,「SPACレポート」の複製は御遠慮下さい。

3,研究会におけるパネラーや講師をお願いする事があります。

4,決算発表、新規開店等のプレスリリースを提供して下さい。

5,可能な範囲でSCなどにおけるライバル販売データを提供して下さい。

事務局

研究会の運営に関して連絡と事務手続き等の業務を行う事務局を株式会社小島ファッションマーケティング内に設定し、責任者を置きます。

参加費用

入会金 20万円(顧問契約企業、及び同一資本系列の企業が既にメンバーである場合は免除)

・正メンバー    120万円     

・ジュニアメンバー  60万円(小規模企業にのみ適用します)     

※年度初め一括払い。事務局費用、例会運営費、レポート制作費等、研究会運営に関わる全費用を含みます。      

年度内の中途退会/返金は認めておりません。消費税は別途、御負担願います。


研究会に関するお問い合わせ 
株式会社小島ファッションマーケティング 
SPAC事務局 担当:深野 
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4−18−7−101 
TEL.03−3403−8233
FAX.03−3403−8237
メール:kfm@fashion-net.com
※メールアドレスをクリックして下さい。「お問い合わせフォーム」が開きます。